↑プエルトリコのウィンターリーグに参戦中の岡本。打撃も守備もただいま武者修行中
ウィンターリーグが行われているプエルトリコに派遣された巨人・岡本和真内野手(20)が6日、スポーツ報知のインタビューに応じ、メンタル面での成長を誓った。10月27日に日本を出発してから1か月以上が経過。野球の技術以上に、他国選手の気持ちの切り替えの早さや、ミスを引きずらないことなどに衝撃を受けた。元楽天のケーシー・マギー内野手(34)=タイガース=の加入で三塁の定位置争いは激化しているが、プエルトリコで充実の日々を送っている。
日本を飛び立ってから約1か月。日本から約1万3000キロ離れた、カリブ海に浮かぶプエルトリコでの生活には意外にもすんなりとなじむことができた。
「楽しいですしいい環境。ご飯もおいしい。(所属するヒガンテス・デ・カロリナの)チームの雰囲気が日本とは違う」
一方で、野球では日本との違いにとまどいもあった。日本では自身にめったにないバントのサインも出た。
「チャンスでもバントのサインが出ることがあった。僕も2、3回バントのサインが出た。日本ではまだやったことがなかったのでビックリした。こっちは4番でもバントをしている」
ここまで、25試合に出場。リーグには米メジャー、ジャイアンツで09年にノーヒットノーランを達成するなどメジャー通算39勝を挙げたジョナサン・サンチェス投手らも所属していて、レベルは高い。
「プエルトリコだから大したことないと思っている方もいるかもしれないけど、想像よりもバッターもピッチャーもレベルが高い。特にバッターですね。体つきが全然違う。僕(184センチ、96キロ)で普通くらい。ピッチャーも、特に動いている球とか、めっちゃ球が速いとかそういうわけではないけど、全体的にレベルが高い」
1日からはソフトバンク・松坂もチームに合流。知名度の高さには驚いた。
「僕はまだ、あいさつくらいしかさせていただいていませんが、松坂さんはプエルトリコでもすごい人気。たくさんのファンからサインを求められていた」
ここまで自身は81打数17安打で打率は2割1分。本塁打は0で長打も6本の二塁打だけだ。
「外野の頭を越えることが少ない。まだまだ僕のレベルが低いということ。特に単打が多いとかホームランがない、長打が少ないということは気にしていない」
自慢のパワーが影を潜めているようにも感じるが、決して不調に陥っているわけではない。
「最後までボールを手元に引きつけて強く振って、ライナーを飛ばすことを意識している。センター、ライトを中心に」
チームの練習は短期集中型。岡本は積極的にアーリーワークを行って、日本での練習量を保っている。
「練習は短い。試合前は1時間もかからないくらいで終わってしまうこともある。だからしっかりアーリーをやっている。僕以外でやっている人もいる」
日本とプエルトリコではグラウンド外の方が、大きな違いを感じている。
「みんな気持ちのスイッチの切り替えがすごい。ベンチの裏ではみんなワイワイしています」
来季へ向けてはメンタル面での成長を課題に挙げる。チームはここまで11勝16敗で5チーム中4位。黒星が先行し、波に乗れないが暗い雰囲気になることはない。
「来年に生かせるようにみんなのことをよく見て勉強している。技術というよりもメンタル的な部分。みんな打てなかったり、負けたりして叫んでいる人もいるけど、守備は守備、とか、すぐスイッチが変わる。次の日になるとめっちゃ元気になってる。引きずらないところはすごい。コーチにはすごくシンプルに考えるようによく言われる」
岡本が日本にいぬ間に、一、三塁を主戦場とするマギーの加入が決定。村田、マギーとの争いとなる三塁の定位置奪取はさらに厳しいものとなった。
「(巨人情報は)あまり入ってはこないけど、ネットニュースとかにのっていることは一応、見ている。(マギー加入も)それは僕にはあまり関係ないことです。そんなことよりも自分のことを精いっぱいやって、自分がもっとできるように頑張ってやっていくだけ」
29日までリーグ戦は続くが、今月下旬には帰国予定。残された試合は10試合もない。今季は春季キャンプからレギュラー獲得の期待をかけられながら出場は3試合だけ。3年目へ向けて心身ともに更なる成長を遂げるため、汗を流す。
ウィンターリーグが行われているプエルトリコに派遣された巨人・岡本和真内野手(20)が6日、スポーツ報知のインタビューに応じ、メンタル面での成長を誓った。10月27日に日本を出発してから1か月以上が経過。野球の技術以上に、他国選手の気持ちの切り替えの早さや、ミスを引きずらないことなどに衝撃を受けた。元楽天のケーシー・マギー内野手(34)=タイガース=の加入で三塁の定位置争いは激化しているが、プエルトリコで充実の日々を送っている。
日本を飛び立ってから約1か月。日本から約1万3000キロ離れた、カリブ海に浮かぶプエルトリコでの生活には意外にもすんなりとなじむことができた。
「楽しいですしいい環境。ご飯もおいしい。(所属するヒガンテス・デ・カロリナの)チームの雰囲気が日本とは違う」
一方で、野球では日本との違いにとまどいもあった。日本では自身にめったにないバントのサインも出た。
「チャンスでもバントのサインが出ることがあった。僕も2、3回バントのサインが出た。日本ではまだやったことがなかったのでビックリした。こっちは4番でもバントをしている」
ここまで、25試合に出場。リーグには米メジャー、ジャイアンツで09年にノーヒットノーランを達成するなどメジャー通算39勝を挙げたジョナサン・サンチェス投手らも所属していて、レベルは高い。
「プエルトリコだから大したことないと思っている方もいるかもしれないけど、想像よりもバッターもピッチャーもレベルが高い。特にバッターですね。体つきが全然違う。僕(184センチ、96キロ)で普通くらい。ピッチャーも、特に動いている球とか、めっちゃ球が速いとかそういうわけではないけど、全体的にレベルが高い」
1日からはソフトバンク・松坂もチームに合流。知名度の高さには驚いた。
「僕はまだ、あいさつくらいしかさせていただいていませんが、松坂さんはプエルトリコでもすごい人気。たくさんのファンからサインを求められていた」
ここまで自身は81打数17安打で打率は2割1分。本塁打は0で長打も6本の二塁打だけだ。
「外野の頭を越えることが少ない。まだまだ僕のレベルが低いということ。特に単打が多いとかホームランがない、長打が少ないということは気にしていない」
自慢のパワーが影を潜めているようにも感じるが、決して不調に陥っているわけではない。
「最後までボールを手元に引きつけて強く振って、ライナーを飛ばすことを意識している。センター、ライトを中心に」
チームの練習は短期集中型。岡本は積極的にアーリーワークを行って、日本での練習量を保っている。
「練習は短い。試合前は1時間もかからないくらいで終わってしまうこともある。だからしっかりアーリーをやっている。僕以外でやっている人もいる」
日本とプエルトリコではグラウンド外の方が、大きな違いを感じている。
「みんな気持ちのスイッチの切り替えがすごい。ベンチの裏ではみんなワイワイしています」
来季へ向けてはメンタル面での成長を課題に挙げる。チームはここまで11勝16敗で5チーム中4位。黒星が先行し、波に乗れないが暗い雰囲気になることはない。
「来年に生かせるようにみんなのことをよく見て勉強している。技術というよりもメンタル的な部分。みんな打てなかったり、負けたりして叫んでいる人もいるけど、守備は守備、とか、すぐスイッチが変わる。次の日になるとめっちゃ元気になってる。引きずらないところはすごい。コーチにはすごくシンプルに考えるようによく言われる」
岡本が日本にいぬ間に、一、三塁を主戦場とするマギーの加入が決定。村田、マギーとの争いとなる三塁の定位置奪取はさらに厳しいものとなった。
「(巨人情報は)あまり入ってはこないけど、ネットニュースとかにのっていることは一応、見ている。(マギー加入も)それは僕にはあまり関係ないことです。そんなことよりも自分のことを精いっぱいやって、自分がもっとできるように頑張ってやっていくだけ」
29日までリーグ戦は続くが、今月下旬には帰国予定。残された試合は10試合もない。今季は春季キャンプからレギュラー獲得の期待をかけられながら出場は3試合だけ。3年目へ向けて心身ともに更なる成長を遂げるため、汗を流す。