↑巨人から指名あいさつを受けた廖任磊はボールを手にポーズをとる
巨人からドラフト7位指名を受けた廖任磊(リャオ・レンレイ)投手(23)が22日、大谷超えを目標に掲げた。身長201センチ、体重125キロの超大型右腕は、台湾・開南(かいなん)大で国際部の大森剛氏から指名あいさつを受けた。最速152キロとされていた球速は、156キロ前後まで進化していると告白。「目指しているのは一番高いところ」と意気込んだ。
巨大な胸をさらに大きくそらせ、廖任磊はりゅうちょうな日本語で切り出した。
「今(の最速)は96、97マイル(154~156キロ)だと思います。もっともっと速くしたい気持ちはありますし、そのためには下半身をしっかり鍛えないといけない」
身長201センチ、体重125キロの超大型右腕は、最速152キロという触れ込みでドラフトの話題をさらったが、球速が進化していることを告白。「目指しているのは一番高いところ。大谷はバケモノですが、高い目標が自分を前に進める原動力になる」と、日本ハム・大谷の日本最速記録(165キロ)更新を目標に掲げた。
大きな夢も、簡単にかなえてしまいそうな迫力だ。ドラフト指名選手の身長と体重が明らかになった66年以降の最長身&最重量に加え、どこもかしこも超ビッグサイズ。両腕を横に伸ばした長さは220センチ。太もも回りは82センチ。手首から中指の先までは24センチ。足は31センチ。「私服も野球用具も全て特注なので、注文してから届くまでに、すごく時間がかかるのが不便です」と苦笑いする。
指名あいさつに訪れた巨人国際部の大森剛氏も、無限の可能性に期待を隠せない。「岡本ら日本の若手有望株がコテンパンにやられた。日本人にはいない体格だし、馬力があって排気量の大きい投手」。昨年のウィンターリーグ(台湾)では日本チームのヘッドコーチを務め、敵の守護神だった廖任磊の圧倒的スケールに魅了された。過去に阪神でプレーした開南大の郭李(かくり)監督も「セットアッパーやクローザー向き。体格やスピードは1軍で活躍できるレベルにある」と強調。制球面など課題はあるが、伸びしろも計り知れない。
現在は開南大で練習を続けている。岡山共生高時代からNPB入りに憧れていたといい、28日開幕の第1回U―23野球W杯(メキシコ)に台湾代表で出場する予定だったが、プロ入りに向けた調整を優先するために辞退したという。「名門チームから指名してもらって光栄です。1軍の試合で力を発揮し、優勝に貢献できるようにしたいです」と目をギラつかせた。2メートルの高さから、160キロ超の剛球を投げ込むとなれば、それは正真正銘の大魔神だ。(尾形 圭亮)
◆廖 任磊(リャオ・レンレイ)1993年8月30日、台湾生まれ。23歳。岡山共生高へ野球留学し、3年夏の岡山大会ベスト8。西武の呉念庭は同校チームメート。高校卒業後に台湾へ戻り、開南大に入学。14、15年は米パイレーツのルーキーリーグでプレーし、16年6月に開南大を卒業した。「新人選手選択会議規約」第1条の「高野連加盟の高校に在学した経験を持ち」に該当したため、同年ドラフト7位で巨人から指名を受けた。201センチ、125キロ。右投右打。
巨人からドラフト7位指名を受けた廖任磊(リャオ・レンレイ)投手(23)が22日、大谷超えを目標に掲げた。身長201センチ、体重125キロの超大型右腕は、台湾・開南(かいなん)大で国際部の大森剛氏から指名あいさつを受けた。最速152キロとされていた球速は、156キロ前後まで進化していると告白。「目指しているのは一番高いところ」と意気込んだ。
巨大な胸をさらに大きくそらせ、廖任磊はりゅうちょうな日本語で切り出した。
「今(の最速)は96、97マイル(154~156キロ)だと思います。もっともっと速くしたい気持ちはありますし、そのためには下半身をしっかり鍛えないといけない」
身長201センチ、体重125キロの超大型右腕は、最速152キロという触れ込みでドラフトの話題をさらったが、球速が進化していることを告白。「目指しているのは一番高いところ。大谷はバケモノですが、高い目標が自分を前に進める原動力になる」と、日本ハム・大谷の日本最速記録(165キロ)更新を目標に掲げた。
大きな夢も、簡単にかなえてしまいそうな迫力だ。ドラフト指名選手の身長と体重が明らかになった66年以降の最長身&最重量に加え、どこもかしこも超ビッグサイズ。両腕を横に伸ばした長さは220センチ。太もも回りは82センチ。手首から中指の先までは24センチ。足は31センチ。「私服も野球用具も全て特注なので、注文してから届くまでに、すごく時間がかかるのが不便です」と苦笑いする。
指名あいさつに訪れた巨人国際部の大森剛氏も、無限の可能性に期待を隠せない。「岡本ら日本の若手有望株がコテンパンにやられた。日本人にはいない体格だし、馬力があって排気量の大きい投手」。昨年のウィンターリーグ(台湾)では日本チームのヘッドコーチを務め、敵の守護神だった廖任磊の圧倒的スケールに魅了された。過去に阪神でプレーした開南大の郭李(かくり)監督も「セットアッパーやクローザー向き。体格やスピードは1軍で活躍できるレベルにある」と強調。制球面など課題はあるが、伸びしろも計り知れない。
現在は開南大で練習を続けている。岡山共生高時代からNPB入りに憧れていたといい、28日開幕の第1回U―23野球W杯(メキシコ)に台湾代表で出場する予定だったが、プロ入りに向けた調整を優先するために辞退したという。「名門チームから指名してもらって光栄です。1軍の試合で力を発揮し、優勝に貢献できるようにしたいです」と目をギラつかせた。2メートルの高さから、160キロ超の剛球を投げ込むとなれば、それは正真正銘の大魔神だ。(尾形 圭亮)
◆廖 任磊(リャオ・レンレイ)1993年8月30日、台湾生まれ。23歳。岡山共生高へ野球留学し、3年夏の岡山大会ベスト8。西武の呉念庭は同校チームメート。高校卒業後に台湾へ戻り、開南大に入学。14、15年は米パイレーツのルーキーリーグでプレーし、16年6月に開南大を卒業した。「新人選手選択会議規約」第1条の「高野連加盟の高校に在学した経験を持ち」に該当したため、同年ドラフト7位で巨人から指名を受けた。201センチ、125キロ。右投右打。