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【阪神】甲子園で巨人戦初勝利「何回も聞いてますけど、やっとですね」…金本監督一問一答

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↑高山(右)らナインを出迎える(左から)金本監督と勝利投手の岩貞

 ◆阪神4―1巨人(19日・甲子園)

 今季、9敗1分けだった甲子園の巨人戦で11試合目にしてようやく白星をマークした阪神。試合後の金本知憲監督(48)の一問一答。

 (テレビインタビュー)

 ―今季、甲子園での巨人戦で初勝利。

 「(甲子園で巨人に勝てていないと)何回も聞いてますけど、やっとですね」

 ―先発の岩貞が8回1失点。

 「全部よかった。序盤もすごく安心して見られましたし、2回ぐらいピンチがあったんですかね。でも抑えてくれると信じていました」

 ―6、8回は先頭打者の出塁を許したが、ともに併殺で切り抜けた。

 「大きかったですね」

 ―9回はマテオに継投。岩貞の球数(122球)の問題か。

 「次の登板間隔とかもありますし、いろいろ考えて継投にしました」

 ―高山が初回2死から高木の初球を中越えに先制本塁打。

 「思い切りのよさというか、狙ったボールは必ずひと振りで仕留める。これからまずそこを目標にやって欲しい。いろんな球を打とうとせずに『これ』と決めたボールを確実に捉えるとやっていって欲しい」

 ―3安打をマークし非凡なところも見せた。

 「そうですね。大したもんですね」

 ―2回は板山、北條も効果的なタイムリーをマークした。

 「板山のタイムリーも大きかった。今日は北條のタイムリーツーベースでかなり主導権握れたなという感覚があった」

 ―岩貞からマテオに継投。阪神ファンも胸のスカッとするようなゲームになった。

 「(巨人に勝つまで)ちょっと長かったですけどね。スカッとしてくれましたかね」

 ―甲子園での巨人戦はまだ残っている。

 「明日(20日)とまだ2試合残っている。目先の試合を勝てるように頑張ります」

(囲み取材)

 ―岩貞が自身初の規定投球回をクリアした。

 「それは知らなかった。1年ずっとローテーション守っているから、とっくにクリアしているものだと思っていた」

 ―飛躍の1年になった。

 「中盤ちょっとバテがあったけど、初のローテ入りにしてはとりあえず1年間、持ってくれた」

 ―来年も期待できる。

 「今年経験したことを来年、どう生かしていくのか。彼が中盤、勝てなかった時に何が原因なのか。体力なのか、バランスなのか、メンタルなのか。ちゃんと自己分析することが来年につながる。できない選手は来年、再来年と続かないと思う」

 ―来年のローテーションの軸として期待か。

 「なってもらわないと」

 ―高山が13回目の猛打賞。長嶋茂雄氏が持つ新人記録にあと1に迫った。

 「試合数が違うから比べられないけど。固め打ちもいいんだけど、コンスタントにいい場面で(打つ)。チームとしてはそこを求めている」

 ―初回のホームランは初球をひと振りで仕留めた。

 「そうそう。なかなか何でもかんでも、真っすぐも変化球もインサイドもとアバウトに漠然とストライクゾーンに来た球を打つというのは難しい。打てればいいんだけど。いいピッチャーになればなるほど難しい。狙ったボールを一発でもしくは二発目で仕留める。追い込まれるまでに仕留めるところかな」

 ―配球を読む力もついてきた。

 「左(投手)のとき、スライダーを狙ったりとか。インサイドも以前みたいに詰まらされてバットをボコボコ折ることもなくなってきている。インサイドもある程度、狙って打つとか。インサイドに詰まると思ったら打たないとか。2ストライクまでは。そういうことができはじめてきた。前まではやみくも全部振りにいって失敗した打席が多かった。最初の入り口はそこでいいと思う。2ストライクに追い込まれたらとにかく三振しないようにとかね」

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