↑1回2死、3番に入ったマギーが先制の左越えソロ本塁打(捕手・梅野=カメラ・小林 泰斗)
◆阪神0―2巨人(20日・甲子園)
甲子園の浜風にも乗り、マギーの打球はグングン伸びた。徐々に大きくなる歓声に迎えられるように、ボールは左翼席に吸い込まれた。「球種を絞らずに、打てる球が来たらしっかり振ろうと思っていた。少し(打球が)上がり過ぎたかなと思ったけど、ホームランになってよかったよ」。初回2死から、高めに抜けてきた秋山のフォークを捉えた。6試合ぶりとなる17号ソロは、先制V弾となった。
前カードの中日戦(ナゴヤD)でまさかの連敗を喫し、この日は上位打線が組み替えられた。これまで52試合続けて2番に座り続けて来たマギーは、6月11日の日本ハム戦(札幌D)以来、およそ3か月ぶりに3番に入った。打率リーグトップとしてポイントゲッターを託され、1打席目できっちり応えた。試合後、オーダー変更について報道陣から問われると「打順は全く関係なかった。走者がいなければ出るだけだし、いればかえすだけ。みなさんも、書くペンが変わっても、書く内容は変わらないでしょ?」と笑った。
また、9月の月間打率が1割台と苦しむ坂本勇も、約3か月ぶりに1番に入った。陽の2番は日本ハム時代の13年以来、4年ぶりだった。由伸監督は「きっかけを? まあそうだね。坂本(勇)だったり、あのへんが打つことでチームの流れはどんどん良くなる。当然、彼一人のためではないけど、チームの流れを少し変えてみようかなというところで動いた」と説明。最終打席で12打席ぶりとなる中前打を放った坂本勇は「チームで点が取れないのもあるし、(打てていない)僕のこともあると思う。両方のことを考えてくれたんだと思います」と感謝した。
レギュラーシーズンは残り9試合となり、CS争いは佳境を迎える。マギーは、楽天時代の13年日本シリーズをこう振り返る。「(巨人は)全員が『絶対に勝つんだ』と同じ方向を向いて、束になって襲いかかってくる感じ。ずっとそういう恐怖心があった」。この先、負けられないという重圧が当然のしかかる。だが、G戦士が醸し出す気迫には相手だって少なからず気おされている、ということだ。22日からの王者・広島との次カードで、どんな戦いぶりを見せてくれるか。(尾形 圭亮)
◆阪神0―2巨人(20日・甲子園)
甲子園の浜風にも乗り、マギーの打球はグングン伸びた。徐々に大きくなる歓声に迎えられるように、ボールは左翼席に吸い込まれた。「球種を絞らずに、打てる球が来たらしっかり振ろうと思っていた。少し(打球が)上がり過ぎたかなと思ったけど、ホームランになってよかったよ」。初回2死から、高めに抜けてきた秋山のフォークを捉えた。6試合ぶりとなる17号ソロは、先制V弾となった。
前カードの中日戦(ナゴヤD)でまさかの連敗を喫し、この日は上位打線が組み替えられた。これまで52試合続けて2番に座り続けて来たマギーは、6月11日の日本ハム戦(札幌D)以来、およそ3か月ぶりに3番に入った。打率リーグトップとしてポイントゲッターを託され、1打席目できっちり応えた。試合後、オーダー変更について報道陣から問われると「打順は全く関係なかった。走者がいなければ出るだけだし、いればかえすだけ。みなさんも、書くペンが変わっても、書く内容は変わらないでしょ?」と笑った。
また、9月の月間打率が1割台と苦しむ坂本勇も、約3か月ぶりに1番に入った。陽の2番は日本ハム時代の13年以来、4年ぶりだった。由伸監督は「きっかけを? まあそうだね。坂本(勇)だったり、あのへんが打つことでチームの流れはどんどん良くなる。当然、彼一人のためではないけど、チームの流れを少し変えてみようかなというところで動いた」と説明。最終打席で12打席ぶりとなる中前打を放った坂本勇は「チームで点が取れないのもあるし、(打てていない)僕のこともあると思う。両方のことを考えてくれたんだと思います」と感謝した。
レギュラーシーズンは残り9試合となり、CS争いは佳境を迎える。マギーは、楽天時代の13年日本シリーズをこう振り返る。「(巨人は)全員が『絶対に勝つんだ』と同じ方向を向いて、束になって襲いかかってくる感じ。ずっとそういう恐怖心があった」。この先、負けられないという重圧が当然のしかかる。だが、G戦士が醸し出す気迫には相手だって少なからず気おされている、ということだ。22日からの王者・広島との次カードで、どんな戦いぶりを見せてくれるか。(尾形 圭亮)