↑4回無死、遊ゴロを放ち、足を滑らせ体勢を崩す長野
◆オープン戦 阪神5―1巨人(12日・甲子園)
巨人が、阪神投手陣にわずか1安打に抑え込まれて完敗した。11日のオリックス戦(ほっと神戸)から2戦連続でヒット1本しか打てず、由伸監督は若手のふがいなさを嘆くしかなかった。開幕1軍、レギュラー奪取へ、“ヤングG”が正念場を迎えた。
明るい材料を探すのが難しかった。ベンチ裏へ引き揚げた由伸監督は「なんかある?」と、質問に困る報道陣を気にかけた。チーム2試合連続の1安打。怒りを通り越し、脱力感にあふれていた。
阿部と村田が休養し、若手にとってアピールのチャンスだった。開幕が近づくにつれ、相手は一線級が投げてくる。11日のオリックス戦はコークや西など主力が登場。この日の阪神戦では能見や藤川と相対した。1軍で活躍するには、一流ピッチャーを打ってこそ。しかし、明るい材料は3回2死一塁、石川の左翼線適時二塁打ぐらいで「それしか褒めるところがない。寂しい話」と苦笑いするしかなかった。
アピールに失敗したのは、重信、岡本、辻、宇佐見、柿沢ら野手だけではない。先発・今村が5回7安打4失点。「リズムが良くないしねえ」と首をかしげ、2番手で2回4安打1失点の中川に対しては「今村よりはマシかなと思ったけどね」と話した。
個の力を上げることを目標に、昨秋キャンプから振り込ませてきたが成果が出ない。指揮官も「(一線級への)対応力というか、そんなのは分かっているんだから、打ってもらわないと困る。こちらも悪いんだろうね」と自虐的になるしかなかった。若手はもっと気迫を―。そんな問いかけも「気迫とか気持ちで打てるなら簡単だよ。(問題は)技術でしょ」と一蹴した。
ここまで辛口の由伸監督は珍しい。WBCで東京Dが使えず、今月中旬は遠征が続く。若手にとって、残された時間は決して多くはない。
◆オープン戦 阪神5―1巨人(12日・甲子園)
巨人が、阪神投手陣にわずか1安打に抑え込まれて完敗した。11日のオリックス戦(ほっと神戸)から2戦連続でヒット1本しか打てず、由伸監督は若手のふがいなさを嘆くしかなかった。開幕1軍、レギュラー奪取へ、“ヤングG”が正念場を迎えた。
明るい材料を探すのが難しかった。ベンチ裏へ引き揚げた由伸監督は「なんかある?」と、質問に困る報道陣を気にかけた。チーム2試合連続の1安打。怒りを通り越し、脱力感にあふれていた。
阿部と村田が休養し、若手にとってアピールのチャンスだった。開幕が近づくにつれ、相手は一線級が投げてくる。11日のオリックス戦はコークや西など主力が登場。この日の阪神戦では能見や藤川と相対した。1軍で活躍するには、一流ピッチャーを打ってこそ。しかし、明るい材料は3回2死一塁、石川の左翼線適時二塁打ぐらいで「それしか褒めるところがない。寂しい話」と苦笑いするしかなかった。
アピールに失敗したのは、重信、岡本、辻、宇佐見、柿沢ら野手だけではない。先発・今村が5回7安打4失点。「リズムが良くないしねえ」と首をかしげ、2番手で2回4安打1失点の中川に対しては「今村よりはマシかなと思ったけどね」と話した。
個の力を上げることを目標に、昨秋キャンプから振り込ませてきたが成果が出ない。指揮官も「(一線級への)対応力というか、そんなのは分かっているんだから、打ってもらわないと困る。こちらも悪いんだろうね」と自虐的になるしかなかった。若手はもっと気迫を―。そんな問いかけも「気迫とか気持ちで打てるなら簡単だよ。(問題は)技術でしょ」と一蹴した。
ここまで辛口の由伸監督は珍しい。WBCで東京Dが使えず、今月中旬は遠征が続く。若手にとって、残された時間は決して多くはない。