アイドルグループSKE48の松井珠理奈(19)が16日、新日本プロレスの棚橋弘至(40)と奇跡の緊急特訓を敢行した。テレビ朝日系で放送中のドラマ「豆腐プロレス」(毎週土曜深夜0時35分~※一部地域を除く)で女子プロレスラー役を演じている松井は、棚橋の必殺技「ハイフライフロー」を「フライングJURINA」として使用中。SKEとプロレス界の「エース対談」は、松井の新日プロ一日入門という驚きの展開へと発展した。
棚橋:今日はよろしくお願いします。100年に1人の逸材・棚橋です。
松井:10年に1人の逸材・松井珠理奈です!(注・デビュー当時に秋元康氏からそう評された)
棚橋:僕がこれを言い始めたのは2008年の12月なんで、僕より早いかもしれない(笑い)。1・4東京ドーム大会で見てもらって以来、プロレスを好きになってくれてるのがすごくうれしいですね。
松井:生きる力をもらえることが一番大きくて。プロレスって強い人が勝つ、力と力のぶつかり合いだと思っていて。でも1・4で初めて見たときに、力も大事だけど「心の強さなんだな」って思ったんです。倒れても起き上がるのって体力も大事だけど、気持ちが一番なんだなって。自分は今、こんなことでつまずいているんだ、私も今から立ち上がらないと、という気持ちになれました。
棚橋:素晴らしい。プロレスの魅力をグッとまとめてもらいました。
松井:ドラマの中で試合をしてて、応援してくれるお客様がいて、一緒になって「悔しい」とか「うれしい」と思ってもらいたいなって気持ちになったんです。上手になることも大事だけど、技をかける前とか、技が決まったときの「よっしゃー!」っていう表情をもっと大事にしていきたいなと思いました。
棚橋:(考え方が)10年選手ですよ。ファンを共有していけるんじゃないかなっていう、いい予感しかないです。実際、このままリングに上がってもらっても…。フライングJURINAとハイフライフローで、ミックスドタッグマッチとかね(笑い)。
松井:えー! いや~、でも選手の皆さんがすごすぎて、まだまだだなっていつも感じるんですよね。もっと練習したいかな(笑い)。京都の大会(1月15日)を見に行かせてもらったときに、ハイフライフローのコツを「(体の)反りが大事だから背筋を鍛えて」って教えていただいたんですよ。それから毎日背筋鍛えてます! 夢のタッグ? いやいやまだまだ…。私の頑張り次第ですね。頑張ります(笑い)。
対談で意気投合した“師弟”は、実際にドラマ中で松井が繰り出すフライングJURINAを映像でチェック。するとここから意外な展開に…。
棚橋:うーん、ちょっとまだヒザが伸び切ってないかな。そのぶん(滞空位置が)低くなっちゃってる。でもこれは、もっと良くなるね。
松井:どうしたらいいですか? 教えてください! 本当に教えてほしい!
棚橋:よし、教えよう。道場で!
松井:やったー! うれし過ぎる!
なんと松井の「新日プロ一日入門」が緊急決定。そのままコスチューム姿に着替えるという尋常ではない気合をみなぎらせた2人は、対談場所から伝統の新日プロ道場(東京・世田谷区)へ向かい、約1時間に及ぶ「ハイフライフロー特訓」を敢行した。
棚橋:インパクトの瞬間だったり、空中姿勢だったり、シンプルな技ほど細かい部分が重要。あとはいかに気持ちを乗せて飛ぶか。僕も小さい体をいかに大きく見せるかを考えながら(この技を)編み出した。そういうところがドラマの画面を通じて伝わるといいなと思いますね。
松井:夢みたいです…本当に。まさかこうして棚橋選手に教えていただけるとは思わなかったので。ハイフライフローの形をもっともっと極めて、得意技にしていきたいです。(棚橋直伝と)ちゃんと胸を張って言えるように、今から練習したいなと。改めて気合が入りました!
緊急特訓を終えて充実の表情を浮かべた松井。白昼の新日プロ道場にトップアイドルが降臨するという奇跡が実現した以上、実際のリングで棚橋との「タッグ結成」が実現することも、決して夢物語ではなさそうだ。
【プロフィル】 まつい・じゅりな=1997年3月8日生まれ、愛知県出身。2008年7月にSKE48オープニングメンバーオーディションに合格。SKEのエースとして活躍し、過去8回の選抜総選挙ではすべて選抜入りを果たした。昨年は自己最高位の3位。「豆腐プロレス」ではスター選手の「ハリウッドJURINA」を演じる。163センチ。
たなはし・ひろし=1976年11月13日生まれ、岐阜県出身。99年10月10日の真壁伸也(現・刀義)戦でデビュー。新日本プロレスのエースとして、団体を低迷期から復活に導いた立役者。IWGPヘビー級王座歴代最多戴冠(7回)と最多連続防衛(11回)の記録を保持。東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞でも3度のMVP受賞(2009、11、14年)を誇る。181センチ、103キロ。必殺技はハイフライフロー。
棚橋:今日はよろしくお願いします。100年に1人の逸材・棚橋です。
松井:10年に1人の逸材・松井珠理奈です!(注・デビュー当時に秋元康氏からそう評された)
棚橋:僕がこれを言い始めたのは2008年の12月なんで、僕より早いかもしれない(笑い)。1・4東京ドーム大会で見てもらって以来、プロレスを好きになってくれてるのがすごくうれしいですね。
松井:生きる力をもらえることが一番大きくて。プロレスって強い人が勝つ、力と力のぶつかり合いだと思っていて。でも1・4で初めて見たときに、力も大事だけど「心の強さなんだな」って思ったんです。倒れても起き上がるのって体力も大事だけど、気持ちが一番なんだなって。自分は今、こんなことでつまずいているんだ、私も今から立ち上がらないと、という気持ちになれました。
棚橋:素晴らしい。プロレスの魅力をグッとまとめてもらいました。
松井:ドラマの中で試合をしてて、応援してくれるお客様がいて、一緒になって「悔しい」とか「うれしい」と思ってもらいたいなって気持ちになったんです。上手になることも大事だけど、技をかける前とか、技が決まったときの「よっしゃー!」っていう表情をもっと大事にしていきたいなと思いました。
棚橋:(考え方が)10年選手ですよ。ファンを共有していけるんじゃないかなっていう、いい予感しかないです。実際、このままリングに上がってもらっても…。フライングJURINAとハイフライフローで、ミックスドタッグマッチとかね(笑い)。
松井:えー! いや~、でも選手の皆さんがすごすぎて、まだまだだなっていつも感じるんですよね。もっと練習したいかな(笑い)。京都の大会(1月15日)を見に行かせてもらったときに、ハイフライフローのコツを「(体の)反りが大事だから背筋を鍛えて」って教えていただいたんですよ。それから毎日背筋鍛えてます! 夢のタッグ? いやいやまだまだ…。私の頑張り次第ですね。頑張ります(笑い)。
対談で意気投合した“師弟”は、実際にドラマ中で松井が繰り出すフライングJURINAを映像でチェック。するとここから意外な展開に…。
棚橋:うーん、ちょっとまだヒザが伸び切ってないかな。そのぶん(滞空位置が)低くなっちゃってる。でもこれは、もっと良くなるね。
松井:どうしたらいいですか? 教えてください! 本当に教えてほしい!
棚橋:よし、教えよう。道場で!
松井:やったー! うれし過ぎる!
なんと松井の「新日プロ一日入門」が緊急決定。そのままコスチューム姿に着替えるという尋常ではない気合をみなぎらせた2人は、対談場所から伝統の新日プロ道場(東京・世田谷区)へ向かい、約1時間に及ぶ「ハイフライフロー特訓」を敢行した。
棚橋:インパクトの瞬間だったり、空中姿勢だったり、シンプルな技ほど細かい部分が重要。あとはいかに気持ちを乗せて飛ぶか。僕も小さい体をいかに大きく見せるかを考えながら(この技を)編み出した。そういうところがドラマの画面を通じて伝わるといいなと思いますね。
松井:夢みたいです…本当に。まさかこうして棚橋選手に教えていただけるとは思わなかったので。ハイフライフローの形をもっともっと極めて、得意技にしていきたいです。(棚橋直伝と)ちゃんと胸を張って言えるように、今から練習したいなと。改めて気合が入りました!
緊急特訓を終えて充実の表情を浮かべた松井。白昼の新日プロ道場にトップアイドルが降臨するという奇跡が実現した以上、実際のリングで棚橋との「タッグ結成」が実現することも、決して夢物語ではなさそうだ。
【プロフィル】 まつい・じゅりな=1997年3月8日生まれ、愛知県出身。2008年7月にSKE48オープニングメンバーオーディションに合格。SKEのエースとして活躍し、過去8回の選抜総選挙ではすべて選抜入りを果たした。昨年は自己最高位の3位。「豆腐プロレス」ではスター選手の「ハリウッドJURINA」を演じる。163センチ。
たなはし・ひろし=1976年11月13日生まれ、岐阜県出身。99年10月10日の真壁伸也(現・刀義)戦でデビュー。新日本プロレスのエースとして、団体を低迷期から復活に導いた立役者。IWGPヘビー級王座歴代最多戴冠(7回)と最多連続防衛(11回)の記録を保持。東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞でも3度のMVP受賞(2009、11、14年)を誇る。181センチ、103キロ。必殺技はハイフライフロー。