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【巨人】阿部、2000安打へ「大谷+ラグビー」“二刀流スパイク”

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↑小林(右)のフライキャッチ練習のため、高々と打球を打ち上げる阿部

 巨人・阿部慎之助捕手(37)が25日、宮崎での2次自主トレをスタートさせた。

 残り83本に迫った2000安打達成と自身初の全試合出場に向け、特殊なクッション材を使用した日本ハム・大谷モデルとラグビー用の2種類のスパイクを用意。人工芝と土のグラウンドで使い分け、パフォーマンス向上を目指す。

 スイングの力は抑え気味だったが、阿部は木の花ドームで約50分間、威力満点のフリー打撃を行った。「暖かいグアムでやっていたから、同じ感じでやると体がビックリしちゃう。まずは体を慣らしながら、少しずつペースを上げていく」。そんな言葉とは対照的に快音を響かせた。

 今年は2種類のスパイクを導入して足元から固める。1つが「大谷モデル」だ。靴底部分全体のクッションで衝撃を吸収し、下半身の負担軽減につながる。「球場によってスパイクの合う、合わないがある。しっかり地面をつかめば力が入る。土のグラウンドの時は、主にこっちを使っていくつもり」。165キロ右腕の剛速球を支えるスパイクには、スラッガーにとっても絶大な効果が望めそうだ。

 もう1つが、この日の練習で履いた「ラグビーモデル」。海外のラガーマンの間で流行しているポイントスパイクで、軽量な上に激しい動きに対応するフィット感が大きな特長だ。「東京Dとか、人工芝では野球用スパイクはちょっと滑る感覚がある。これが合う」。2つのタイプを使い分け、故障予防だけでなく、更なるパフォーマンスアップも期待できそうだ。

 今春のキャンプは1軍別枠のスペシャル(S)班が廃止となり、大ベテランも横一線。ここ2年はキャンプ中のけがに泣かされたが、「ちゃんと自己管理しながらやっていけばいいだけ。(2次キャンプの)沖縄あたりからまた100に持って行けるようにやっていく」と気合十分だ。離脱さえなければ、確実に大台に到達できる。

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