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【巨人】吉川光、後輩の広島・野村との投げ合いへ闘志「先にマウンドを降りない」

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↑広陵高野球部有志の会が主催する少年野球教室に参加した吉川光(右)と野村

 巨人の吉川光夫投手(28)が29日、母校・広陵高の1学年後輩で今季16勝でセの最多勝右腕、広島・野村との投げ合いへ闘志を燃やした。この日、広島市内の広陵高で行われた野球教室に参加。「野村より先にマウンドを降りないように。負けないように頑張りたい」と先輩の意地を見せる。

 それまで穏やかだった吉川光のまなざしが、一気に鋭くなった。広陵高で行われた野球教室では、ブルペンで野村と並んで小学生にアドバイスを送るなど和やかなムード。しかし終了後、後輩右腕との対戦について聞かれると「勝ち負けはチームの関係もありますけど、野村より先にマウンドを降りないようにしたいと思います」と力強く言い切った。

 野村は今季16勝(3敗)、勝率8割4分2厘で最多勝と最高勝率の2冠を達成。広島の25年ぶりのリーグ制覇に大きく貢献した。これまで公式戦で投げ合ったことはないが、リーグが変わったことで投げ合う機会も増える。「負けないように頑張りたいです」と意気込んだ。

 来季は12年にパ・リーグMVPを獲得した際の自身の記録を上回る「15勝」「最低7回」「年間180イニング」「年間5完投」を公約に掲げ、達成のため今オフはランニングの量を増やして体づくり、体力強化に取り組んでいる。今季、巨人はリーグ優勝した広島とは17・5ゲーム離され、野村には4試合で0勝3敗と抑えられた。力強さを増した肉体で野村との投げ合いを制せば、それだけチームの優勝も近づく。

 この日は甲子園を目指して3年間、汗を流したグラウンドで指導を行い「高校時代はつらかった思い出しかないけど、広陵は僕の原点」と初心に帰った。母校の後輩・小林とも交流し、「何とか2人で抑えていけるようにしたい」。“広陵バッテリー”で意思疎通を重ね、V奪回の切り札になる。(小島 和之)

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