↑契約更改を終え会見するオリックス・金子
オリックス・金子千尋投手(33)が12日、ほっと神戸内で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸5億円(推定)でサインした。今季は通算100勝を達成したが、右肩痛などもあり、24試合で7勝9敗、防御率3・83。プロ12年目で初めて負け越してしまった(新人の05年は1軍登板なし)。年俸6億円だった広島・黒田が引退し、現段階で球界最高年俸選手になった右腕。4年契約の3年目となる来季へ「期待とか要求に全く応えられなかった。求められている以上のものを残さないと、優勝はできない」と巻き返しを誓った。
2年目で全試合に出場した西野真弘内野手(26)は倍増となる年俸3600万円。背番号も「39」から尊敬する阪神・平野恵一コーチがオリックスでの現役時代につけていた「5」を受け継ぐことが決まり「恵一さんにも『自信をもってつけろ』と言われた。自分の色を出して『5は西野』と言われるように」と力を込めた。
今季10勝(12敗)で3年連続2ケタ勝利をクリアした西勇輝投手(26)は1000万円増の1億3000万円でサイン。「勝ち星を意識せず、1年通して成績を残すことが大事」と力を込めた。
また、球団は中島宏之内野手(34)と代理人を通じて、この日までに契約交渉を終えたことを発表。来季が3年契約の最終年で、現状維持の3億5000万円で契約更改した。