↑入団会見でポーズをとる(左から)山口俊、高橋監督、森福
↑背番号を披露する山口俊(左)と森福
DeNAから巨人にFA移籍した山口俊投手(29)と、ソフトバンクから巨人にFA移籍した森福允彦投手(30)が5日、都内のホテルで入団会見を行った。山口俊は3年以上の総額7億円、背番号「42」。森福は2年以上の総額4億円で背番号「13」。両投手は、そろって“筒香斬り”を宣言した。
巨人のユニホームに袖を通した2人の表情は、やる気に満ちあふれていた。同席会見に臨んだ山口俊と森福は、共通のテーマを掲げた。DeNA・筒香を倒す。新天地で活躍し、由伸監督を胴上げするため、リーグ屈指の強打者を封じることが必要条件と考えた。
山口「(DeNA打線は)活発ですし、これまで助けてもらった。来年はシャットアウトできるように精いっぱい頑張りたいです」
これまでは試合で援護を受けてきた仲間で今季リーグ2冠の44本塁打、110打点。侍ジャパンの4番候補だ。敵としては抑えなければいけない相手だけに自然と言葉も強くなる。
右腕に呼応するように、森福も警戒心を募らせた。変則救援左腕にとって、左打者封じは絶対だ。阪神にはオリックスからFA移籍した糸井も加わる。筒香とともに脅威となるが、攻略に自信を見せた。
森福「球界を代表する打者だけど、自分にとっては筒香君も糸井さんも嫌なイメージはないです」
投手陣は今季、筒香に苦い思いをさせられた。3月31日(横浜)に菅野が同点3ランを被弾。9月23日(東京D)には2発5打点、CS第1ステージ初戦(東京D)では逆転2ランを献上した。森福が「(巨人は筒香に)苦しめられたところがあると思う」と話したように、勝負どころで痛い一発を許した。筒香を沈黙させることはV奪回へのテーマとなるだけに、2人にかかる期待は大きい。
山口は先発として、森福はリリーフとして新天地でさらなる飛躍を目指す。
山口「1試合でも多く完投して貯金ができるように精いっぱい頑張りたい」
森福「ライバルの山口(鉄也)さん、戸根君と切磋琢磨(せっさたくま)して負けないように。キャリアハイの成績を目指します」
今季5完投の右腕は完投にこだわり、11年に防御率1・13、12年に65登板の実力を示した左腕は過去最高の成績を目指す。山口が「巨人の山口俊として認められるように」と意気込めば、森福は「高橋監督を今までで一番高い胴上げができるように」と決意表明。筒香封じのテーマをこなし、リーグ優勝、日本一奪回へ全力で臨む。(玉寄 穂波)
↑背番号を披露する山口俊(左)と森福
DeNAから巨人にFA移籍した山口俊投手(29)と、ソフトバンクから巨人にFA移籍した森福允彦投手(30)が5日、都内のホテルで入団会見を行った。山口俊は3年以上の総額7億円、背番号「42」。森福は2年以上の総額4億円で背番号「13」。両投手は、そろって“筒香斬り”を宣言した。
巨人のユニホームに袖を通した2人の表情は、やる気に満ちあふれていた。同席会見に臨んだ山口俊と森福は、共通のテーマを掲げた。DeNA・筒香を倒す。新天地で活躍し、由伸監督を胴上げするため、リーグ屈指の強打者を封じることが必要条件と考えた。
山口「(DeNA打線は)活発ですし、これまで助けてもらった。来年はシャットアウトできるように精いっぱい頑張りたいです」
これまでは試合で援護を受けてきた仲間で今季リーグ2冠の44本塁打、110打点。侍ジャパンの4番候補だ。敵としては抑えなければいけない相手だけに自然と言葉も強くなる。
右腕に呼応するように、森福も警戒心を募らせた。変則救援左腕にとって、左打者封じは絶対だ。阪神にはオリックスからFA移籍した糸井も加わる。筒香とともに脅威となるが、攻略に自信を見せた。
森福「球界を代表する打者だけど、自分にとっては筒香君も糸井さんも嫌なイメージはないです」
投手陣は今季、筒香に苦い思いをさせられた。3月31日(横浜)に菅野が同点3ランを被弾。9月23日(東京D)には2発5打点、CS第1ステージ初戦(東京D)では逆転2ランを献上した。森福が「(巨人は筒香に)苦しめられたところがあると思う」と話したように、勝負どころで痛い一発を許した。筒香を沈黙させることはV奪回へのテーマとなるだけに、2人にかかる期待は大きい。
山口は先発として、森福はリリーフとして新天地でさらなる飛躍を目指す。
山口「1試合でも多く完投して貯金ができるように精いっぱい頑張りたい」
森福「ライバルの山口(鉄也)さん、戸根君と切磋琢磨(せっさたくま)して負けないように。キャリアハイの成績を目指します」
今季5完投の右腕は完投にこだわり、11年に防御率1・13、12年に65登板の実力を示した左腕は過去最高の成績を目指す。山口が「巨人の山口俊として認められるように」と意気込めば、森福は「高橋監督を今までで一番高い胴上げができるように」と決意表明。筒香封じのテーマをこなし、リーグ優勝、日本一奪回へ全力で臨む。(玉寄 穂波)