巨人は１１日、ＤｅＮＡからＦＡ（フリーエージェント）宣言した山口俊投手（２９）と都内で入団交渉を行った。約４０分の交渉の中では、宮崎秋季キャンプ中の由伸監督から電話で「先発として完投できるところに魅力がある」とラブコールを受けたそうで「そう見てもらえていることはありがたい。前向きに考えさせてもらいます」と返答したことを明かした。
山口俊は今季１１勝５敗、防御率２・８６をマーク。来季の優勝に向けて、先発陣の層を厚くしたい巨人は、右腕が国内ＦＡ権を行使した場合に備えて調査を重ねてきた。この日は複数年契約を提示され、背番号についても「いくつか候補をいただいた」（山口俊）という。
巨人の堤ＧＭらは、ＦＡ交渉解禁日となったこの日午前、福岡市内でソフトバンクからＦＡ宣言した森福允彦（まさひこ）投手（３０）と交渉。その後、帰京して山口俊と交渉するという“ダブルアタック”に成功した。