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【中日】亀沢、ダウン提示に「サインしませんでした」からの…

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↑「サインしませんでした」と言いながら10%減で判を押したことを明かした亀沢

 中日の亀沢恭平内野手(28)が9日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」で契約更改交渉に臨んだ。今季の2000万円から10%減の1800万円の提示だったが、会見では第一声「サインしませんでした」と胸を張って言い切った。

 報道陣はザワついた。当然、代表質問者から「なぜサインしなかったのか」と問われた。その言葉にうなずきながら亀沢は、たっぷりと間を置きつつ「したんですけどね。するでしょ普通。こんな身分なのに」とポツリ。さらに「倍増かなと思ったんですが、最下位なのでダウンでした」と言いたい放題。報道陣の前で久々に会心のパフォーマンスを披露して、してやったりの表情を浮かべた。

 今季はあまり見せられなかった、そのパフォーマンスを来季は解禁する。「(他の選手も)巻き添えにしますよ。野球は楽しんでやらないと」とニヤリ。107試合に出場して二塁のレギュラーをつかんでいた昨季は、平田らとともにベンチ前でカメラに向かってポーズを取るなどして盛り上げた。「(もっとパフォーマンスしろなどと)だいぶん手紙が来ました。そこも見てくれてるんだと再確認しました。差出人なしの筆文字で『オメエのパフォーマンスなんかいらねえんだよ』というのも来ましたけどね。すぐ破り捨てました」と報道陣の爆笑を誘った。

 もちろん本業に抜かりはない。「(二塁には)荒木さんという高い壁があるけど、自分の個性を生かしてレギュラーを取りたい」とキッパリ。自ら「暗いチーム」と評する竜を、走攻守とパフォーマンスでネアカ軍団へと変貌させる。

 ドラフト5位の阿部寿樹内野手(26)は現状維持の1000万円。2年目の加藤匠馬捕手(24)は610万円から10%減の550万円でサインした。(金額は推定)

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