◆中日２―０ＤｅＮＡ（１９日・ナゴヤドーム）
来日１年目で単年契約を結ぶジョーダン・ノルベルト投手（２９）が、来季も中日でプレーすることが事実上、決まった。６回４安打無失点１０奪三振で６勝目（５敗）を挙げた試合後、編成部国際渉外担当を兼ね、自ら左腕の獲得に尽力した森繁和監督代行（６１）が「こういうことを積み重ねていけば、来年も活躍してくれるだろう」と契約延長を示唆した。
さらに森代行は「ここらへんのヤツ（外国人）は８、９月になると（来季の契約に向けて）大事な時期だから必死になる。それをうまく利用しないとな。もうひとりのハゲ（バルデス）も中３日でもいいと言っている。出来高（設定の契約）もあるし、こき使うよ」とニヤリ。来日２年目の今季、５勝４敗、防御率３・４１の成績を挙げているラウル・バルデス投手（３８）については、契約延長の可否を明言しなかった。
ジョーダンはこの日、岩瀬仁紀投手（４１）から先週プレゼントされたというスパイクと、１８日に受け取ったグラブという、２つの“岩瀬グッズ”で快投。マーリンズのイチローらも愛用する「ビモロスパイク」の履き心地について左腕は「私は足の前の方が力が強い。だから歯がたくさんあってバランスよくできているスパイクが非常になじんだ。きょうは来日してから一番の出来。しっかり足を使って投げることができたからボールに勢いがあったのだと思う」と絶賛していた。