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【巨人】打率首位に立った坂本に衝撃を与えた西武・秋山の打撃論

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◆阪神1―3巨人(11日・甲子園)

 巨人が阪神に快勝、連敗を3で止め、首位に返り咲いた。初回、坂本の9号ソロで先制。3回には巨人復帰後初スタメンの脇谷と、ギャレットの適時打で2点を追加した。脇谷の打点は今季から導入されたコリジョン(衝突)ルールが適用され、判定が覆ったもので、セ・リーグでは初。坂本は2打数2安打で打率を3割5分9厘とし、リーグトップに浮上。田口は7回途中1失点で2勝目を挙げた。

 頭上から“落ちてきた”ボールを思い切りすくい上げた。坂本は、身長198センチのメッセンジャーが投じた縦割れのカーブを、アッパー気味のスイングで粉砕した。「集中して、いい形で仕留められました。地元で打ててうれしいです」。兵庫が生んだバットマンの打球は、甲子園のバックスクリーン左へ着弾した。日本球界の常識を覆す「下から勇人」打法が火を噴いた。

 初回2死から中越え9号ソロ。最近4試合で3発目の一撃が、そのまま決勝弾になった。「メッセンジャーはコントロールもいいし、球も速い。打席に向かうまでにいい準備ができているんだと思います」。巨人では、1999年の松井秀喜以来となる甲子園3試合連続アーチ。「まだ甲子園では何試合しかしていないので」と特別視することはなかったが、2010年の自己最多31本を上回る、シーズン36本ペースで突っ走る。

 新たなチャレンジが実を結び、アーチ量産へとつながった。節目のプロ10年目。ある変化が大きく打撃を変えた。きっかけは昨季、216安打のプロ野球記録を樹立した西武・秋山だった。古くから日本に伝わる打撃の基本は「上からボールをたたけ」。坂本もそれにならってきたが、昨季終了後、打撃論を語り合った同世代の安打製造機は、独自の感覚を持っていた。

 「どういうイメージで打っているの?」。そう質問すると「アッパー気味のイメージで打っているよ」との答えが返ってきた。衝撃だった。秋山はダウンスイングとは逆の感覚を持つことで「ボールの軌道に対して点じゃなく、線、面で捉えられるようになった」と的確にミートできるようになったと言うのだ。「バットのヘッドが下がるのはダメだと、ずっと言われていることですけど、参考にしてみようかなと思いました」と坂本。6回には右翼線二塁打と勢いは本物だ。2四球を選び、2打数2安打。打率はリーグトップの3割5分9厘にはね上がった。

 破壊力と確実性を兼ね備える3番打者に導かれ、チームは連敗を3でストップ。首位に再浮上した。これで由伸巨人は甲子園で3勝1分けと無敗のままだ。指揮官は「本人も取り組んでいることもあるし、そういうものが、いい結果として出ているんじゃないかと思う」と目を細めた。

 「一振りで仕留めることができたし、先制点が初回から取れて良かった。また明日、しっかりと休んで試合に備えていきたい」。伝統の一戦で覚醒した坂本が、チームを再加速させた。

my message
坂本勇人が覚醒。
他の選手から学ぶという姿勢は本当に素晴らしい事なのでもっと学んで素晴らしい選手になってほしいですね。
坂本勇人が覚醒したら将来は4番でいきたいですねぇ。
金本みたいなタイプの4番打者になってほしいですね。
by blog described person

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