11日・阪神-巨人戦の三回、巨人・小林誠の本塁突入プレーに対してコリジョンルールが適用され「アウト」が「セーフ」に逆転したことについて、阪神担当キャップ・吉田風が関係者に徹底取材した。
試合後、阪神の球団首脳は冷静に言った。
「『審判が絶対』とか、そういう類いの議論ではない。ルールが適切かどうかの話です」-。
甲子園のバックネット裏で、この夜のTG戦を観戦していたメジャー関係者は僕にこう話した。
「アメリカでは、あれはアウト。こんなにひどいジャッジはないね。ファンは高いチケット代を払って…あのプレーでアウトにならないならテレビ観戦でいい」
この男性、熱烈な虎党…ではない。
ランディ・ジョンソンやサミー・ソーサ、A・ロッドら超大物とマネジメント契約を結んでいた、れっきとしたMLB関係者だ。
問題のシーンは巨人1点リードで迎えた三回2死二塁の場面。脇谷がメッセンジャーの変化球をとらえた打球が中堅左へ飛ぶと、これにチャージした大和が好返球。捕手原口はバウンドを合わせるように一度ラインをまたいだが、走者の進入路をあけて捕球。スライディングした小林誠の右足にタッチした。
嶋田球審は間髪入れず「アウト」のジャッジを下したが、一転、この“完全捕殺”が覆ってしまう。三塁ベンチから高橋監督が抗議に出ると4人の審判団が集まり、原口の捕球位置が新ルールに抵触するのでは-とVTR検証に委ねた。
結果、責任審判の杉永二塁塁審は判定をセーフとし、巨人の生還を認めたうえで、原口にはサッカーでいうイエローカード、「警告」を発した。
そもそも、なぜコリジョン(衝突)ルールの議論が始まったのか。簡単に言えば「危険な衝突による選手への被害=大ケガを避けるため」だ。
VTRを見れば、子供たちが見たって、原口のプレーが小林誠に危険を及ぼしたかどうか、一目瞭然。
大和の素晴らしい返球と、新ルールを意識した原口の絶妙なタッチ。ファンが見惚(ほ)れるビッグプレーだったはずが、あっけなくビデオ判定で覆る。これが新ルールでこの先ずっと適用されることになるなら、今オフ、ルール改正の論議を呼ぶことは間違いないだろう。
阪神の矢野作戦兼バッテリーコーチは「野球がダメになる」と言い、高代ヘッドコーチは「幼稚すぎる」と吐き捨てた。
前出の知人は僕とのやりとりでこうも言った。
「ファンは三角ベースを観(み)に来ているんじゃない。クロスプレーは野球の醍醐味(だいごみ)」
米国で本塁での危険なクロスプレーの議論が高まり、2014年のテスト期間を経て15年からコリジョン(衝突)ルールが正式採用されたことを認識したうえで、知人は「アメリカでは今のように走路の(ホームへの)入り口が空いていれば問題ない」と説明してくれた。
彼はかつてNBAのマイケル・ジョーダンやデニス・ロッドマン、格闘家ヒクソン・グレイシーとも契約を交わしていたことがある。ベースボールに限らず、米国におけるプロスポーツの意義を日々考察している人。だからこそ、この夜下された“日本のジャッジ”に幻滅し、「エンターテインメントという概念がないのか。ファンがこれがセーフになることでどう感じるのか」と言い残して球場をあとにした。
選手生命を脅かすような、悪質な衝突を避けるための議論ならば大いに必要だと思う。だが一方で、プロ野球がファンあっての興行である前提をNPBが見失っては、見る者がシラけてしまう。巨人ファンだって「あれはアウトだ」と言わないだろうか。
日本野球機構(NPB)が今回のプレーを本当に危険だとみなし、判定が覆ったこと、警告の対象にすることを適切だと考えるのかどうか。阪神が提出した意見書の公式アンサーを待ちたい。
my message
これね、完全にタイガースの八つ当たりでしょ?
全然、問題無いプレイだから確かに由伸が抗議して判定が覆ったのは金本が抗議するのも仕方ないんだが原口は本塁を跨いでいたのは間違ってないんだから今回のコリジョンルールでダメですからね。
今回のコリジョンルール問題と関係無いがタイガースファンのマナーが悪すぎ。
真面目に観戦して方々から見たら奴らはヤクザだわ。
東京ドームではマナー違反は無いが甲子園でのゴミを投げ入れる行為やメガホンを投げ捨てる行為なんて外道だ。
by blog described person
試合後、阪神の球団首脳は冷静に言った。
「『審判が絶対』とか、そういう類いの議論ではない。ルールが適切かどうかの話です」-。
甲子園のバックネット裏で、この夜のTG戦を観戦していたメジャー関係者は僕にこう話した。
「アメリカでは、あれはアウト。こんなにひどいジャッジはないね。ファンは高いチケット代を払って…あのプレーでアウトにならないならテレビ観戦でいい」
この男性、熱烈な虎党…ではない。
ランディ・ジョンソンやサミー・ソーサ、A・ロッドら超大物とマネジメント契約を結んでいた、れっきとしたMLB関係者だ。
問題のシーンは巨人1点リードで迎えた三回2死二塁の場面。脇谷がメッセンジャーの変化球をとらえた打球が中堅左へ飛ぶと、これにチャージした大和が好返球。捕手原口はバウンドを合わせるように一度ラインをまたいだが、走者の進入路をあけて捕球。スライディングした小林誠の右足にタッチした。
嶋田球審は間髪入れず「アウト」のジャッジを下したが、一転、この“完全捕殺”が覆ってしまう。三塁ベンチから高橋監督が抗議に出ると4人の審判団が集まり、原口の捕球位置が新ルールに抵触するのでは-とVTR検証に委ねた。
結果、責任審判の杉永二塁塁審は判定をセーフとし、巨人の生還を認めたうえで、原口にはサッカーでいうイエローカード、「警告」を発した。
そもそも、なぜコリジョン(衝突)ルールの議論が始まったのか。簡単に言えば「危険な衝突による選手への被害=大ケガを避けるため」だ。
VTRを見れば、子供たちが見たって、原口のプレーが小林誠に危険を及ぼしたかどうか、一目瞭然。
大和の素晴らしい返球と、新ルールを意識した原口の絶妙なタッチ。ファンが見惚(ほ)れるビッグプレーだったはずが、あっけなくビデオ判定で覆る。これが新ルールでこの先ずっと適用されることになるなら、今オフ、ルール改正の論議を呼ぶことは間違いないだろう。
阪神の矢野作戦兼バッテリーコーチは「野球がダメになる」と言い、高代ヘッドコーチは「幼稚すぎる」と吐き捨てた。
前出の知人は僕とのやりとりでこうも言った。
「ファンは三角ベースを観(み)に来ているんじゃない。クロスプレーは野球の醍醐味(だいごみ)」
米国で本塁での危険なクロスプレーの議論が高まり、2014年のテスト期間を経て15年からコリジョン(衝突)ルールが正式採用されたことを認識したうえで、知人は「アメリカでは今のように走路の(ホームへの)入り口が空いていれば問題ない」と説明してくれた。
彼はかつてNBAのマイケル・ジョーダンやデニス・ロッドマン、格闘家ヒクソン・グレイシーとも契約を交わしていたことがある。ベースボールに限らず、米国におけるプロスポーツの意義を日々考察している人。だからこそ、この夜下された“日本のジャッジ”に幻滅し、「エンターテインメントという概念がないのか。ファンがこれがセーフになることでどう感じるのか」と言い残して球場をあとにした。
選手生命を脅かすような、悪質な衝突を避けるための議論ならば大いに必要だと思う。だが一方で、プロ野球がファンあっての興行である前提をNPBが見失っては、見る者がシラけてしまう。巨人ファンだって「あれはアウトだ」と言わないだろうか。
日本野球機構(NPB)が今回のプレーを本当に危険だとみなし、判定が覆ったこと、警告の対象にすることを適切だと考えるのかどうか。阪神が提出した意見書の公式アンサーを待ちたい。
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これね、完全にタイガースの八つ当たりでしょ?
全然、問題無いプレイだから確かに由伸が抗議して判定が覆ったのは金本が抗議するのも仕方ないんだが原口は本塁を跨いでいたのは間違ってないんだから今回のコリジョンルールでダメですからね。
今回のコリジョンルール問題と関係無いがタイガースファンのマナーが悪すぎ。
真面目に観戦して方々から見たら奴らはヤクザだわ。
東京ドームではマナー違反は無いが甲子園でのゴミを投げ入れる行為やメガホンを投げ捨てる行為なんて外道だ。
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