巨人のギャレット・ジョーンズ外野手（３４）が１０日、不振からの脱却に向け、異例の猛特訓を敢行した。阪神戦（甲子園）は雨天中止。ナインが軽めの調整で練習を切り上げる中、約１時間に及ぶ打ち込みでフォームを確認した。「（課題を）なるべく早く乗り越え、チームに貢献したい。（甲子園は）雰囲気もいいし、やりやすい」。悩める主砲が、敵地での伝統の一戦をきっかけにはい上がる。
額にうっすら浮かんでいた汗は、次第に大きな粒となり、スイングする度に派手に飛び散った。
ギャレット「しっかり最短距離でバットを出して、しっくりくるタイミングでスイングできるように打ち込んだ。ポイントを前で打つことを確認した」
室内練習場での打撃練習。チームメートがティー打撃、フリー打撃を消化して切り上げていく中、助っ人は続けてカーブマシン、直球マシンを打ち込んだ。村田ヘッドからは「小さいことを考え過ぎたらアカン。タイミングをしっかり取るんだ」と助言を受けた。およそ３００スイング。１時間ぶっ通しでバットを振り続けた。
長いトンネルから抜け出せていない。４月２７日の阪神戦（甲子園）で６１打席ぶりとなる５号２ランを放ったが、その後は沈黙。今月５日の広島戦（東京Ｄ）で７試合ぶりに一発をたたき込んで復調の兆しを見せたが、再び調子を落とした。打率は２割１分７厘にまで低迷している。
「肉体的な疲労はない。打撃の結果が伴っていないのは分かっている。今までもこういう時期はあったし、乗り越えてきた。今回も乗り越えられると思っているけど、なるべく早く乗り越えて、チームに貢献したい」
懸命に突破口をこじ開けようとする主砲の姿を、指揮官も静かに見守っている。
高橋監督「自分で何とかしようというのがあるでしょう。（自覚？）それは最初からある。今日だけってことはないし、いつもドームでもやっているしね」
雨天中止がもたらしてくれた猛練習。肩で息をするギャレットの表情は、わずかに明るくなっていた。
「（甲子園は）雰囲気もいいし、ボールも見やすい。やりやすい球場。気持ちを新たにやりたい」
“恵みの雨”となったことは、バットで証明する。
my message
今日はギャレットは活躍は無かったけども坂本勇人が1発を打ちました、見事に阪神に勝つ事が出来ました。
ギャレットの調子が戻ってくればジャイアンツの勢いも戻ってくるのです。
GO GO GIANTS
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