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“4番の差”で竜に3連敗…巨人に早くもビシエド強奪計画

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巨人が弱い。8日も大敗。中日に本拠地・東京ドームで10年ぶりとなる3タテを食らう赤っ恥である。

 この3連戦は7、8、11の合計26失点。投手陣がボコボコにされたのは問題だが、打線の得点力不足も相変わらずだ。この試合、中日は17安打11得点、巨人は9安打4得点。打ち負けた巨人の高橋由伸監督(41)は「どんな展開でも打たなくてはいけない。向こうのリズムで投げられてしまったのかな。(4番のギャレット?)うーん、出たり、出なかったり。ヒットは出るが点数が入らない。そういう試合が多い。結果を見れば、うまくいっていない」と淡々と話した。

 まさに4番の差である。

 中日のダヤン・ビシエド(27)は、前日7日の試合で1イニング2本塁打の離れ業。中日では77年の大島以来、39年ぶりの快挙で巨人粉砕に貢献した。新助っ人としては史上初の開幕戦から3試合連続本塁打。8日現在、打率.328、11本塁打、28打点の好成績で、この日初の単独首位に浮上したチームを牽引している。

 契約は単年で年俸1.7億円。中日の球団関係者からは早くもこんな声が上がり始めている。

「ビシエドとはすぐにでも来年以降の話をしてもいいくらい。悠長に構えていたら、オフに他球団に引き抜かれる可能性が大。中でも油断できないのが巨人。昨年もロッテから年俸3倍の条件でクルーズを獲得しているでしょう。はっきり言って戦々恐々。昨オフの巨人は、どこよりも血眼になって助っ人の大砲を探していた。ビシエドは巨人の補強リストにも入っていたそうですからね」

 昨年11月、ドミニカ共和国のウインターリーグ視察に赴いた中日の森ヘッドコーチ兼国際渉外担当は、契約のために、滞在しているドミニカからビシエドが練習している米国マイアミを何度も往復したという。

「ビシエドを狙っていた巨人に動きを察知されないため、あえてドミニカを拠点にして、そこから交渉を重ねた。条件の勝負になったら分が悪い。当初から巨人の動向を警戒していたのです。契約は1年。もともと狙っていたわけだし、巨人が『来年こそビジエドを取れ!』と動いてもおかしくはない」

■ギャレットは4番降格目前

 そりゃ欲しいだろう。巨人のチーム打率.249、122得点はいずれもリーグ5位。監督が交代しても、フタを開けてみれば、今季も貧打にあえいでいる。中日のある投手はこう言った。

「今季6試合戦った巨人打線の印象? 好調なのは坂本だけでつながりがない。巨人が強かった頃はうちが4、5点リードしていても、狭い東京ドームでは、いつ逆転されるかとみんなビクビクしていた。そんな怖さがあったのに、今年はそこまでの迫力がないですね」

 迫力不足の最大の原因となっているのが、4番のギャレットだ。この日は六、八回の2度の好機で凡退。八回に二ゴロ併殺打に倒れた際には、ヘルメットを叩きつけて悔しがるなど、イライラは頂点に達している。八回のマウンドに立った中日の田島は試合前、こう話していた。

「3番の坂本さんが調子がいいので、場合によっては無理をしないで四球で歩かせて、4番のギャレット勝負でいいと思います」

 横手投げの田島が一般的に相性が悪いとされる左打者の、それもあえて4番との勝負を選択すると言うからよっぽどだ。田島は坂本に安打を浴びたものの、ギャレットを併殺打に打ち取って、19試合連続無失点を継続した。

 8日現在、ギャレットは打率・217、6本塁打。得点圏打率・125では、4番降格は時間の問題である。

 まだ27歳のビシエドは、家族を米国に残して来日しており、メジャーへの早期復帰を希望しているという。が、「カネ」で覆るのも助っ人の世界ではよくある話。ましてや、ビシエドは08年にキューバからイカダに乗って亡命した苦労人でもある。

 巨人は4月29日から5月8日までの10日間で2勝7敗。首位から3位に順位を落とし、散々のゴールデンウイークとなった。この間の平均得点は2・33。打線の弱さがいよいよ浮き彫りになった。

 中日は早めにビシエド流出阻止の手を打つ必要がありそうだ。

my message
ピシエドの調子が良いのは今だけでしょうね。
やっぱり、ギャレットは開幕から調子が良かったので投手がギャレットの苦手ゾーンを読み始めたんだろうと思う。
ギャレットはしばらくは4番を外した方が良いのかも?
by blog described person

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