4回から登板し、2回無失点の野上
◆練習試合 韓国・SK2―0巨人(27日・セルラー那覇)
巨人は韓国・SKと練習試合(那覇)を行い、野上亮磨投手(30)が2回1安打無失点と好投して開幕ローテ入りに前進した。
追い求めてきた力強い球で押し込んだ。4回から登板した野上は、元DeNAで昨年、韓国リーグ31本塁打の4番・ロマックと最初に対戦。初球ストレートで右飛に抑えた。2イニング16球とテンポ良く1安打無失点。「まだまだ球が高い。(対戦のある)日本の打者だったらどうかなという感じ」と自己評価は厳しかったが、速球系に強い韓国の打者に対し5つがフライアウト。最速141キロの球速表示以上にキレがあった。
今キャンプでは1日に300球など、連日ブルペンで投げ込んだ。「どれだけウェートトレーニングをやっても、マウンドで発揮できなければ意味がない。平地でいくら投げても一緒なので、ブルペンの傾斜で投げる。力まずに質のいい真っすぐを投げたい。そういう球で勝負してきた投手なので」と信念を胸に調整した。初実戦となった12日の紅白戦で1回2失点(自責0)、18日の韓国KIA戦は2回6失点(自責0)だったが、ぶれずに理想の直球を追求。その成果がキャンプ終盤に発揮された。
現状、開幕ローテは菅野と田口が確定。2枚看板に次ぐ先発として、実績十分の野上と山口俊の同学年コンビが期待されている。今回の好投で、その座に大きく前進。由伸監督も「野上も順調にきている。きょうは特にテンポ良く、コントロール良くというか、野上らしい投球をしてくれた。あと1か月、しっかり調整してほしい」と高評価した。
この日は相手打線が早打ちで、変化球を試す機会は少なかった。「0点に抑えられたのは良かったですけど、もっともっと良くなると思う。ブルペンでしっかり練習していきたい。あとは体調を崩さないようにやっていきたい」。西武からFA移籍1年目のキャンプは、チーム内のインフルエンザ流行によって1日早い打ち上げとなったが、最終日に大きな収穫を得て帰京した。(片岡 優帆)
◆練習試合 韓国・SK2―0巨人(27日・セルラー那覇)
巨人は韓国・SKと練習試合(那覇)を行い、野上亮磨投手(30)が2回1安打無失点と好投して開幕ローテ入りに前進した。
追い求めてきた力強い球で押し込んだ。4回から登板した野上は、元DeNAで昨年、韓国リーグ31本塁打の4番・ロマックと最初に対戦。初球ストレートで右飛に抑えた。2イニング16球とテンポ良く1安打無失点。「まだまだ球が高い。(対戦のある)日本の打者だったらどうかなという感じ」と自己評価は厳しかったが、速球系に強い韓国の打者に対し5つがフライアウト。最速141キロの球速表示以上にキレがあった。
今キャンプでは1日に300球など、連日ブルペンで投げ込んだ。「どれだけウェートトレーニングをやっても、マウンドで発揮できなければ意味がない。平地でいくら投げても一緒なので、ブルペンの傾斜で投げる。力まずに質のいい真っすぐを投げたい。そういう球で勝負してきた投手なので」と信念を胸に調整した。初実戦となった12日の紅白戦で1回2失点(自責0)、18日の韓国KIA戦は2回6失点(自責0)だったが、ぶれずに理想の直球を追求。その成果がキャンプ終盤に発揮された。
現状、開幕ローテは菅野と田口が確定。2枚看板に次ぐ先発として、実績十分の野上と山口俊の同学年コンビが期待されている。今回の好投で、その座に大きく前進。由伸監督も「野上も順調にきている。きょうは特にテンポ良く、コントロール良くというか、野上らしい投球をしてくれた。あと1か月、しっかり調整してほしい」と高評価した。
この日は相手打線が早打ちで、変化球を試す機会は少なかった。「0点に抑えられたのは良かったですけど、もっともっと良くなると思う。ブルペンでしっかり練習していきたい。あとは体調を崩さないようにやっていきたい」。西武からFA移籍1年目のキャンプは、チーム内のインフルエンザ流行によって1日早い打ち上げとなったが、最終日に大きな収穫を得て帰京した。(片岡 優帆)