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【巨人】若手よ言ってみろ!「阿部さんは代打に」って…阿部がトークショーで熱く語る

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札幌市内でトークショーを行った阿部(右、左は司会の和久井薫フリーアナ)

 巨人の阿部慎之助内野手(38)が7日、来季の台頭を目指すヤングGにカツを入れた。この日、札幌市内の居酒屋「北の味 大助(おおすけ)」でトークショー。「俺がずっと4番を打ってるようじゃ巨人は強くならない。代打に回すくらいじゃないとダメ」と野手陣の尻を叩き、投手陣には「(死球を)当てろとまでは言わないけど、厳しく攻めるのは鉄則」と、闘志全開で相手の打者に立ち向かうことを求めた。

 穏やかだった口調が一変した。トークショー中盤で自軍の若手について話題が及ぶと、阿部の言葉は徐々に熱を帯びていった。

 「巨人が強くなってほしいから、若い選手に出てきてほしい。俺がずっと4番を打って、おんぶに抱っこでやらせているようじゃダメだと思う。俺があと10年できるかと言ったら、100%無理。若い子たちが、『はい、阿部さんは代打に行っててくださいね』っていうくらいじゃないと、巨人は強くならない」

 来季で18年目。チーム最年長になるが、阿部を脅かすほどの若手は台頭していないのが現状だ。セ・リーグを連覇した広島や、その広島をCSで破って日本シリーズへ進出したDeNAは、次から次へと選手が頭角を現し、主力へと成長している。「このままじゃ、45歳くらいまで(現役で)できちゃうんじゃないかと思っちゃう」と冗談めかすが、チームの新陳代謝が進んでいないことは深刻な課題と捉えている。

 ムチを入れたのは攻撃陣に対してだけではない。日本ハム・大谷のメジャーでの二刀流に話が移ると、「打者としては難しいかな。ローテで回って、打者でも試合に出ていたら、(相手チームは)『当てろ』となりますよね」と持論を展開しつつ、巨人の投手陣についても「当てろとまでは言わないけど、厳しいところを攻めるのは、抑えるための鉄則」とピシャリ。自身が歴代5位の146死球を受けていることもあり、実体験から内角攻めの有効性を力説した。

 もちろん、若手のためだからといって、あっさりと身を引くつもりはない。「チームが勝つことが一番。若い選手を見守りつつ、いい競争をして、なんとか上位に、CSに進めるようにやっていきたい」と慎之助。簡単に越えられる壁になるつもりは、毛頭ない。若い力の挑戦を、ガチンコで受け止める。(尾形 圭亮)

 ◆師走恒例!過去2年のG阿部「北の味 大助」でのトークショー発言

 ▼大谷に「俺が捕手なら25勝」(15年) 「(大谷は)質が違う。全てを兼ね備えている。(今まで見た投手で)NO1だよ。(14年の)オールスターで対戦した時、膝元にボールが来たけれど、速すぎてよけられなかった。『すげーな、この人』と思った。俺が捕手をやれば25勝はできる。あれだけの投手なら、いろんなことを考えないで、ヘラヘラしながら配球できるもん」

 ▼捕手断念に「無理なものは無理」(16年) 一塁専念に「(捕手を)やりたい思いはありましたけど、無理なものは無理。心で思っていても、体がついてこないから。諦めも肝心」

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