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【巨人】菅野、若手に嫌われても“心を鬼に”

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↑沢村賞に輝いた菅野

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NPBアワードで各部門の受賞者が壇上に勢ぞろいした(カメラ・佐々木 清勝)

 「NPB AWARDS 2017 supported by リポビタンD」が20日、都内のホテルで行われ、巨人・菅野智之投手(28)が日本一奪回、若手底上げへ「言ってついてこられないような選手はついてこなくていい」と心を鬼にする覚悟を示した。また、新人王はセ・リーグが中日・京田陽太内野手(23)、パが西武・源田壮亮内野手(24)、MVPにはセが広島・丸佳浩外野手(28)、パはソフトバンクのデニス・サファテ投手(36)が輝いた。

 華やかな会場で来季にかける思いが一層強まった。菅野は最多勝、最優秀防御率の表彰を受け、壇上でインタビューを受けた。野手への感謝を口にした上で「うちは若手ピッチャーがあまり出てきていないので、そういう選手の見本になれるように、底上げを図っていけるようにそういう役割を担っていきたいです」と力強く結んだ。新戦力の重要性を改めて感じたからこそ、出てきた言葉だった。

 「周り(表彰選手)を見渡しても、他の球団は僕たちより若い選手が受賞している印象があるので、田口だったり畠だったり、そういう選手がもっともっと引っ張ってやっていかないといけないと思いました。そこに僕が一番上に立ってやっていかないといけない」

 5年目の今季は3月のWBCからフル回転し17勝5敗、自己最多187回1/3、防御率1・59で2冠。沢村賞、ベストナインも受賞した。MVP記者投票でも広島・丸に次ぎ2番目に多い1位票40票を集めるなど、誰もが認める活躍だった。ただ、この日の表彰式で登壇したのはチームの日本人で自身一人。球団の課題とされる若手底上げへ、嫌われ役も辞さない構えだ。

 「人が嫌がることを率先してやるのが役割だと思います。言ってついてこられないような選手はついてこなくていいですし、それくらいの気持ちを持ってやりたい。チームのことを思って、それがチームのためになるなら、どんどん率先してやっていきたいです」

 今季も高いプロ意識で抜群の成績を残しながら、畠や田口に技術論、精神論などを助言してきた。来季から選手会長に就任。Bクラスからの浮上のためなら、嫌われても構わない。必要と感じればこれまで以上に心を鬼にするつもりだ。言うだけでなく背中で引っ張る覚悟もできている。一人で登壇した沢村賞受賞スピーチで思いを明かした。

 「チームは4位という結果に終わってしまい、ふがいないシーズンではありました。来年はリーグ優勝、そしてまたこの沢村栄治賞を受賞できるように、チームの先頭に立って頑張っていきたいと思います」

 最大の目標はチームの日本一奪回。1年後の表彰式を巨人勢でジャックするため、菅野が厳しい姿勢で動いていく。(片岡 優帆)

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