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【巨人】村田、最後の願い…「レギュラー岡本が見たい」

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↑巨人を自由契約となった村田は、読売巨人軍生みの親として知られる正力松太郎氏のレリーフ前を通って荷物を運び出す(カメラ・泉 貫太)

 巨人を自由契約となった村田修一内野手(36)が16日、ジャイアンツ球場を訪問し首脳陣やナイン、関係者らにあいさつした。岡本ら若手にエールを送りつつ、自身の来季についても「与えられたポジションでベストを尽くす」と言及。12年から6年間プレーしたチームに別れを告げた“男”が語った。

 午前9時前にG球場を訪れ、“涙雨”が降りしきる中、荷物整理を終えた村田。ナインらとのあいさつ後、巨人での6年間についてゆっくり言葉を紡ぎ出した。

 「みんなと顔を合わせて話ができて一段落しました。寂しさはあるけど、そういっても前に進めない。気持ちを整理して、前に進んでいきたい」

 12年に横浜からFAで移籍。常勝軍団の一員として戦った経験は大きかった。

 「本当に強い球団だと思いましたし、巨人の1点を取るうまさ、1点を守る強さを肌身で感じることができた。強いチームというのを肌身で感じることができた。敵として巨人と対戦? まだ元気でやっているなと思われるようになればいい。(今はまだ)そこは想像できないですね」

 チームには岡本ら将来が有望な若手も多い。チームを離れても、良き手本となる意気込みに変わりはない。

 「(岡本とは)いろんな話もしてきましたし、これからも話はできる。困った時は頼ってくれればいい。縁が切れるわけではない。レギュラーで出ている姿を僕も見たいですし、僕が対戦相手であれば頑張っている姿を見せられればいい」

 現役への思いは熱いままだ。

 「野球が好きですし、まだ選手として戦いたいという気持ちは強くもっている。そこを前面に出して野球がしたい。必要だという球団がない限りは野球ができない。まずはその球団があると祈って生活したい」

 今季は118試合で打率2割6分2厘、14本塁打、58打点。来季へ自信はあるが、置かれた立場も理解していた。

 「こうなった以上、『絶対にレギュラーで』という気持ちはそんなに強くはない。僕のことが必要だと言っていただける球団があれば、そこで置かれたポジションで野球に心底向き合いながら野球がしたい。前のFAとは違って(チームを)選んで行けるわけではない。置かれたポジション、与えられたポジションでベストを尽くすというのが最善」

 節目の2000安打へ残り135本に迫っている。

 「一つの目標ではありますけど、それが絶対ではない。達成できればいいですけど、必要だといわれたところで、使われたところでベストを尽くすのが一番。結果的に数字がクリアできればいいと思う」

 昼過ぎにグラウンドを後にした男・村田。新天地へ向け己の欲は捨てた。あとは静かに吉報を待つ。(長井 毅)

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