◆２０１７ローソンチケット クライマックスシリーズ パ第１Ｓ第３戦 西武２―５楽天（１６日・メットライフドーム）
楽天が、６投手の継投で西武を破って、最終Ｓ進出を決めた。梨田昌孝監督（６４）の一問一答は以下の通り。
―６投手の継投など息詰まる試合だった
「おもしろかったけど、みんな一生懸命やってくれた。残ったランナーもちゃんとしっかり抑えてくれた。シーズン中はしない継投だったけど、みんなよくそれに応えてくれた。ブルペンも機能したし、ベンチワークもうまくいったと思うのでね」
―５回途中で美馬を代えるなど積極的な継投だった
「初回に（美馬は）秋山に打たれていたから。同点（引き分け）だとダメなので。切羽詰まった状況で早めに代えざるを得なかった。それがいい結果につながったと思う」
―宋家豪の投入も迷いがなかったように見えた
「後ろから考えたら、あそこでいくとしたら宋（ソン）しかいない。まあ得（トク）したけど（笑い）」
―バントも多く、好守で早めに仕掛けた
「最後は（ウィーラーと枡田の）ホームラン２本で３点取れたのは大きかったけど。今日は中継ぎ陣もそうだし、美馬もしっかり踏ん張ってゲームを作ってくれた」
―初戦敗れてからの連勝
「すごくうれしい。初戦に落としてからの連勝はパ・リーグ（のＣＳ）では初めてだからね。これからテレビとか新聞を見る度に、『あの時（の監督）は俺だったな』となるからね」
―シーズン中は苦戦した西武に連勝
「下から行く分だけ、気が楽というか、上にいるものが守るという意味で楽に行けたのかも分からない」
―ウィーラーは走って打っての大活躍
「（暴投の間に）セカンドからよく（本塁に）返ってくれた。ファインプレーもあったし、貴重なホームランも打ってくれた。ウィーラーが元気だとチームも元気になる」
―高梨は３連投
「球数は少ないのでね。負け試合、左のワンポイント、イニングまたぎでも行ってくれるので助かります」
―枡田の指名打者起用も功を奏した
「枡田も昨日の十亀に対してもそうだし、右（投手）には状態がいいので、使ってみた結果が２試合いい結果出してくれた」
―バントはシーズン終盤で使った形だった
「失敗もあったけど、バントでホームに返ってくる確率も高くなった。終盤のチームが弱いときに色んな事を試せた。それが功を奏して、いい結果につながった」
―下克上日本一へ１段階段を上った
「（最終Ｓは）アドバンテージが１勝あるし、（第１Ｓと）間隔が短いので、先発投手は１回しか投げられないけど、みんなで力を合わせてやっていきます」
―宋家豪の起用意図
「シーズン後半にどうかな、というところで使ったけど、いい働きをしてくれたので。助かります」
―選手にはどんな言葉をかけるか
「今日はどっちみちあまり話さないので、福岡入ってから。今日の気持ちを忘れずにしっかりやっていこうと。向こうは９４勝しているので。だけど対戦成績はほぼ五分なのでしっかりやっていきます」