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竹内涼真、プレスルームにフラっと“降臨”「なんていい子なんだ…」?

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⬆竹内涼真

NHK連続テレビ小説「ひよっこ」(月~土・前8時)が30日に最終回を迎える。今月は北朝鮮のミサイル発射に伴い中止を余儀なくされるなど、受難が続いたが、いよいよ本編もクライマックス。クランクアップの取材にも出向いたが、愛情と活気にあふれた幸せな現場だった。ネタバレになるので詳細は差し控えるが、ラストカットは、見ている側にも元気を渡されるようなシーン。楽しみにしていてほしい。

 ヒロイン・みね子(有村架純)の青春を応援したくなるのはもちろんだが、脇に魅力的なキャストが多かったのも視聴者をとらえた一因だろう。とりわけ、「あかね荘」の住人で、一度はみね子と心を通わせた大学生の島谷を演じた竹内涼真(24)にとっても大きなターニングポイントになった。その後に出演した日本テレビ系「過保護のカホコ」の麦野役で一気にブレイク。10月期のTBS日曜劇場「陸王」でもキーマンとなる陸上選手役に抜てきされており、さらなる飛躍に期待がかかる。

 竹内といえば、バラエティーで見せる飾らない素顔も魅力的だが、それを身をもって感じることがあった。8月末の日本テレビ系「24時間テレビ」でのこと。会場の日本武道館にはプレスルームがあり、新聞や雑誌の記者が待機している。特に今年はチャリティーマラソンの走者が当日発表だったので、記者の数も多かった。

 オンエア前、ボーッとパソコンの作業をしていたらが、いきなりプレスルームにドアが開き、長身のイケメンが入ってきた。竹内だった。「―カホコ」に出演している縁もあって、募金を持って武道館に駆けつけたのだが、番組スタッフから「あそこが記者部屋だよ」と聞いた竹内は、わざわざ陣中見舞いに来てくれたのだった。

 記者という人種は文章では雄弁だが、基本的にはシャイだ。記者会見などでは「いいコメントを引きだそう」と頭をひねって質問を考えたりもするが、実際はそこまで社交的なわけでもない。プレスルームといういつもの空間に、あの竹内くんがいる。まさかの展開に私を含めた数十人の記者は「お、お疲れさまです…」と返すのが精いっぱいだった。

 「頑張ってください」と言い残し、竹内はさわやかに去っていったが、あとから記者陣は猛烈な悔恨に襲われた。「あっけにとられて何も言えなかった」「こんなクールな対応じゃなくて、もうちょっと歓迎すればよかった…」。すべてはこちらの人見知りが原因とはいえ、ボヤキが次々に噴出した。

 普通ならこれでおしまいの話。だが、竹内は「記者が後悔している」というのを誰かから聞きつけ、再び我々のもとに“降臨”したのだった。しかも「カホコ」こと高畑充希を連れて。今度こそ、とばかりに我々も「まだランナーは発表されていませんが、チャリティーマラソン、ご興味ありますか」などと質問。すると竹内は「半年間練習していました。走りますよ!」とリップサービスで応じてくれたのだった。記者陣のなかで「竹内くん、なんていい子なんだ…」と好感度が急上昇したのは言うまでもない。

 スターになる人というのは、本人のポテンシャルやカリスマ性、努力はもちろん、周囲の人に愛される力を持つことが絶対条件だ。「もう一度この人と仕事をしたい」と思わせることが、新たな仕事への種まきにつながる。打算ではなく自然とそれをやってのける竹内には十分その素質があるし、この先も多くの作品で異なる表情を見せてもらいたいと強く感じた。この先、スーパースターになっても、またプレスルームにフラっと遊びにきてほしいものだ。(記者コラム)

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