◆巨人９ｘ―７ＤｅＮＡ＝延長１０回＝（１８日・東京ドーム）
巨人は７―７の延長１０回２死二塁で、宇佐見がプロ１号となる２ランを放ってサヨナラ勝ちした。巨人はこの勝利で３位・ＤｅＮＡに４ゲーム差に迫った。
東京ドームがお祭り騒ぎだ。２死走者なしから代打・中井が左線二塁打で出塁。そして今月８日にプロ入り後初１軍昇格した際、その日の阪神戦でプロ初打席初安打を放った宇佐見が打席に入った。「マシソンとカミネロが頑張って投げてくれて、中井さんもつないでくれて、なんとか（走者を）返したいという気持ちで打席に入りました」ＤｅＮＡ・砂田のスライダーを無心で振り抜くと、打球は巨人ファンで埋まったライトスタンドへと飛んでいった。
「飛んだ瞬間（フェンスを）越えたなと思って」と確信した一発。一塁ベンチを見ながら手を挙げると、ベンチには驚きと喜びで笑顔の高橋監督やナインがガッツポーズをしたり、グラウンドに飛び出してくる。そして、オレンジ色に揺れ、大歓声が響き渡る中ダイヤモンドを一周。ナインが囲んだホームベースに戻ってくると、くしゃくしゃにされた。ヒーローインタビューではお立ち台で「最高です！」と叫ぶと、またもファンの大歓声が沸き起こった。
今季はけがで出遅れ、８月に入ってプロ２年目で初めて１軍昇格。その日に代打起用されるとプロ初打席初安打を放っていた。そしてこの日のプロ１号がサヨナラ弾。「なんとか、１軍に上がると気持ちを持ってファームでやってきたので（結果が出て）よかったです」興奮冷めやらぬまま、お立ち台で振り返った。
この日は７回に正捕手・小林の代打で起用され、８回からは同点のしびれる場面でマスクをかぶった。マシソン、カミネロをリードし、ベンチに戻る際には投手陣から肩を抱かれ、称えられる場面もあった。
最後は「２年目の宇佐見です！ まだまだこれからチームのために活躍できるよう頑張るので、応援お願いします」とファンに“あいさつ”。シンデレラ・ボーイの登場に高橋監督は「初ホームランが劇的で良かったですね。最高の仕事をしてくれたと思います」とコメントしていた。
◆宇佐見真吾（うさみ・しんご）１９９３年６月４日、千葉県生まれ。２４歳。市柏高から城西国際大を経て、２０１５年ドラフト４位で巨人入団。今季はキャンプ１軍スタートも４月に右手を手術。今季イースタン・リーグでは２９試合で打率２割５分６厘、２本塁打、９打点。１８１センチ、８７キロ。右投左打。年俸８００万円。
😁オ😉レ😜コ😝メ✏
待望のプロ初ホームランがサヨナラホームランになりましたね。素晴らしいですね。
リードも強気にリードしているし、これは小林 誠司も宇佐見 真吾に負けないようにしないと正捕手を奪われるぞ❗