プロ野球も開幕し約15試合が経過。期待通りの活躍をしている選手、反対にスタートダッシュに乗り遅れ、なかなか本来の力を出し切れない選手と様々だ。
そんななか、これまで「将来の主軸候補」と期待されながらも、結果を出せなかった選手たちが、「今年こそは!」と意気込み、開幕から目を見張る活躍を見せている。雌伏の時を経て、覚醒しつつある3人の打者を取り上げる。
◎高橋周平(中日)
東海大甲府高時代は、通算71本塁打を記録するスラッガーとして注目を集めた高橋。甲子園出場はなくとも、高校日本代表で主軸を任され、木のバットに対応して活躍した。
2011年のドラフト会議では1位で中日、ヤクルト、オリックスの3球団が競合。高木守道監督(当時)がクジを引き当て、中日に入団した。
プロ1年目から1軍に昇格し、6月に放ったプロ入り1号は、ドラフト制度導入後、高卒新人の最年少本塁打記録を更新した(18歳4カ月)。1軍ではもう1本スタンドに打ち込み、2軍でも7本塁打を記録。ウエスタン・リーグの本塁打王となり、大器の片鱗を見せつけた、順風満帆な1年目を過ごしたといえる。
2年目にはルナの故障離脱により、シーズン途中から三塁手のレギュラーに定着。着々と経験を重ねていった。しかし、同じ三塁手を守るルナからレギュラーを奪うことができず、成績も伸び悩む。出場機会を得るために高校時代の遊撃手に再挑戦したり、背番号を31→9→3と変更して心気一転を図るも、なかなか殻を破れず、周囲の期待に反する結果しか残せなかった。
今季はルナが広島へ移籍。若返りが求められるチーム方針もあって開幕から「7番・三塁手」で出場する。そして本拠地開幕戦となった3月29日の広島戦では勝ち越し打、31日の試合では逆転の満塁弾と、勝負強さを発揮。4月5日からは「3番・三塁手」の座を獲得した。同学年である大卒ルーキーも活躍する中、一足先にプロ入りした高橋周平の潜在能力も開花しつつある。
◎細谷圭(ロッテ)
太田市商高時代は長距離砲として活躍。2005年の高校生ドラフトでロッテから指名を受けた。
プロ3年目には1軍出場を果たし、プロ初スタメンで初安打となる同点打初ヒーローインタビューも経験した。2軍では中軸で起用されることも多く、将来を嘱望された。中心選手だった西岡剛がチームを去った2011年には、その後釜として期待されたものの、自身のケガもあってレギュラー定着とまではならず。それからは代打、代走、守備固めでの起用が多く、本来持っている力を出し切れずにいた。
プロ11年目となった今季は、オープン戦から好調さをアピール。3月29日の楽天戦に「2番・三塁手」で初スタメン。初回にいきなりフェンス直撃の二塁打を打ち、アピールすると、翌30日の楽天戦からリーグタイ記録となる3試合連続三塁打をマーク。4月7日のソフトバンク戦では6打数5安打5打点の固め打ちもあり、一時はパ・リーグの打率トップに立った。
今江敏晃(楽天)、ルイス・クルーズ(巨人)という内野の中心選手がチームを離れ、その穴を埋める期待をされていたヤマイコ・ナバーロが開幕から出場停止と、内野陣で暗い話題が続いたロッテ。細谷の覚醒は、チームにとって好影響を及ぼしているはずだ。
◎坂田遼(西武)
横浜創学館高から函館大を経て、2008年ドラフト4位で西武に入団。その体型と打撃スタイルから「左のおかわりくん」と評される。
プロ2年目の2010年、39試合の出場で8本塁打という自慢の長打力で台頭。しかし翌2011年は、出場機会が倍増するも本塁打はわずか2本に終わってしまった。なかなか継続して結果が残せないでいると、さらなる試練が坂田に襲いかかる。タイミングを掴み、好調だった2013年のシーズン途中に左肩を脱臼で勢いを止められると、翌年も同じ箇所を3月に脱臼。手術を受け、ついに1軍出場がゼロ試合のシーズンを過ごしてしまう。背番号を88に変えて臨んだ昨年は、高校の後輩・秋山翔吾がブレイクを果たすものの、同タイプの森友哉の活躍もあって、坂田自身は2軍での出場がメインだった。
しかし今年はオープン戦で鈴木大地(ロッテ)と並ぶ、12球団トップの打率.400をマーク。そのまま開幕戦「6番・右翼手」の座を奪いとった。4月2日の楽天戦では4対15と大敗を喫したなかで、猛打賞と一人気を吐き、4月5日の日本ハム戦では、今季1号を含む2安打3打点と活躍。その後、13試合連続スタメンだったが、12日は相手が左腕の和田毅(ソフトバンク)だったこともあり、初のスタメン落ちとなってしまった。今後も流動的に起用されていくことが増えるだろう。その中で結果を残すことができるか?
西武が以前から課題としていた「右翼手の定位置争い」。坂田がケガなく1年を通してプレーし、その長打力で強力打線の一角を担うことができれば、チームの課題は解消され、上位進出の可能性がグッと上昇するに違いない。
my message
今季は若手がプロ野球の試合のキーマンになりそうです。
若手が活躍出来てないチームは伸び悩み、若手が活躍している日に日に伸びていく。
そんな、感じがします。
阿部慎之助や村田修一などのベテランも若手の力が凄すぎて力を失いましたが阿部慎之助や村田修一はまだまだ頑張れるか?って感じですね。
◎高橋周平は中日ドラゴンズの将来の4番バッター。
◎細谷圭はこれからのロッテを支える若き、三塁手です。
◎坂田遼はおかわり二世と呼ばれた長距離砲ですが最初の1年は伸び悩みましたが近年の活躍は素晴らしいと思ってますよ。
by blog described person
そんななか、これまで「将来の主軸候補」と期待されながらも、結果を出せなかった選手たちが、「今年こそは!」と意気込み、開幕から目を見張る活躍を見せている。雌伏の時を経て、覚醒しつつある3人の打者を取り上げる。
◎高橋周平(中日)
東海大甲府高時代は、通算71本塁打を記録するスラッガーとして注目を集めた高橋。甲子園出場はなくとも、高校日本代表で主軸を任され、木のバットに対応して活躍した。
2011年のドラフト会議では1位で中日、ヤクルト、オリックスの3球団が競合。高木守道監督(当時)がクジを引き当て、中日に入団した。
プロ1年目から1軍に昇格し、6月に放ったプロ入り1号は、ドラフト制度導入後、高卒新人の最年少本塁打記録を更新した(18歳4カ月)。1軍ではもう1本スタンドに打ち込み、2軍でも7本塁打を記録。ウエスタン・リーグの本塁打王となり、大器の片鱗を見せつけた、順風満帆な1年目を過ごしたといえる。
2年目にはルナの故障離脱により、シーズン途中から三塁手のレギュラーに定着。着々と経験を重ねていった。しかし、同じ三塁手を守るルナからレギュラーを奪うことができず、成績も伸び悩む。出場機会を得るために高校時代の遊撃手に再挑戦したり、背番号を31→9→3と変更して心気一転を図るも、なかなか殻を破れず、周囲の期待に反する結果しか残せなかった。
今季はルナが広島へ移籍。若返りが求められるチーム方針もあって開幕から「7番・三塁手」で出場する。そして本拠地開幕戦となった3月29日の広島戦では勝ち越し打、31日の試合では逆転の満塁弾と、勝負強さを発揮。4月5日からは「3番・三塁手」の座を獲得した。同学年である大卒ルーキーも活躍する中、一足先にプロ入りした高橋周平の潜在能力も開花しつつある。
◎細谷圭(ロッテ)
太田市商高時代は長距離砲として活躍。2005年の高校生ドラフトでロッテから指名を受けた。
プロ3年目には1軍出場を果たし、プロ初スタメンで初安打となる同点打初ヒーローインタビューも経験した。2軍では中軸で起用されることも多く、将来を嘱望された。中心選手だった西岡剛がチームを去った2011年には、その後釜として期待されたものの、自身のケガもあってレギュラー定着とまではならず。それからは代打、代走、守備固めでの起用が多く、本来持っている力を出し切れずにいた。
プロ11年目となった今季は、オープン戦から好調さをアピール。3月29日の楽天戦に「2番・三塁手」で初スタメン。初回にいきなりフェンス直撃の二塁打を打ち、アピールすると、翌30日の楽天戦からリーグタイ記録となる3試合連続三塁打をマーク。4月7日のソフトバンク戦では6打数5安打5打点の固め打ちもあり、一時はパ・リーグの打率トップに立った。
今江敏晃(楽天)、ルイス・クルーズ(巨人)という内野の中心選手がチームを離れ、その穴を埋める期待をされていたヤマイコ・ナバーロが開幕から出場停止と、内野陣で暗い話題が続いたロッテ。細谷の覚醒は、チームにとって好影響を及ぼしているはずだ。
◎坂田遼(西武)
横浜創学館高から函館大を経て、2008年ドラフト4位で西武に入団。その体型と打撃スタイルから「左のおかわりくん」と評される。
プロ2年目の2010年、39試合の出場で8本塁打という自慢の長打力で台頭。しかし翌2011年は、出場機会が倍増するも本塁打はわずか2本に終わってしまった。なかなか継続して結果が残せないでいると、さらなる試練が坂田に襲いかかる。タイミングを掴み、好調だった2013年のシーズン途中に左肩を脱臼で勢いを止められると、翌年も同じ箇所を3月に脱臼。手術を受け、ついに1軍出場がゼロ試合のシーズンを過ごしてしまう。背番号を88に変えて臨んだ昨年は、高校の後輩・秋山翔吾がブレイクを果たすものの、同タイプの森友哉の活躍もあって、坂田自身は2軍での出場がメインだった。
しかし今年はオープン戦で鈴木大地(ロッテ)と並ぶ、12球団トップの打率.400をマーク。そのまま開幕戦「6番・右翼手」の座を奪いとった。4月2日の楽天戦では4対15と大敗を喫したなかで、猛打賞と一人気を吐き、4月5日の日本ハム戦では、今季1号を含む2安打3打点と活躍。その後、13試合連続スタメンだったが、12日は相手が左腕の和田毅(ソフトバンク)だったこともあり、初のスタメン落ちとなってしまった。今後も流動的に起用されていくことが増えるだろう。その中で結果を残すことができるか?
西武が以前から課題としていた「右翼手の定位置争い」。坂田がケガなく1年を通してプレーし、その長打力で強力打線の一角を担うことができれば、チームの課題は解消され、上位進出の可能性がグッと上昇するに違いない。
my message
今季は若手がプロ野球の試合のキーマンになりそうです。
若手が活躍出来てないチームは伸び悩み、若手が活躍している日に日に伸びていく。
そんな、感じがします。
阿部慎之助や村田修一などのベテランも若手の力が凄すぎて力を失いましたが阿部慎之助や村田修一はまだまだ頑張れるか?って感じですね。
◎高橋周平は中日ドラゴンズの将来の4番バッター。
◎細谷圭はこれからのロッテを支える若き、三塁手です。
◎坂田遼はおかわり二世と呼ばれた長距離砲ですが最初の1年は伸び悩みましたが近年の活躍は素晴らしいと思ってますよ。
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