↑1回2死三塁、福留に先制適時打を浴びる内海
◆巨人1―2阪神(23日・東京ドーム)
巨人が接戦を落とし、阪神に再び同率2位に並ばれた。福留に、またやられた。初回に3戦連続で先制打を許し、3回に犠飛で追加点を奪われた。3連戦計7失点のうち、相手4番に6打点を献上。打線は10安打を放ったが、村田の適時打による1点のみで3カードぶりの負け越し。3日連続で同じ打者に打たれ、苦しい試合展開を強いられ、由伸監督は「そこが一番の反省」と改善点を挙げた。
VTRのような立ち上がりに、由伸監督は苦言を呈した。「同じような形で点をとられてるので、そこが一番の反省。ほとんど同じ形だからね。ホームランかヒットかの違いだけでね」。阪神3連戦は3日連続で初回に先制された。1、2番の出塁から、4番の福留に痛打を許すパターンまで一緒だった。
この日も開始直後に劣勢に立たされた。先発復帰した内海が1番・中谷の二塁打から2死三塁とされ、福留に右前適時打を食らった。相手4番には21日の初回に3ランを浴び、逆転勝ちした22日にも初回に右前適時打を許していた。ロースコアでせめぎ合った3連戦。投手陣は3試合7失点と粘ったが、点の取られ方が悪かった。3回には犠飛で2打点目を挙げられてリードを広げられ、指揮官は「先に点をとられると、どうしてもこちらのペースにならない」と振り返った。
特定の打者を苦手とするケースは昨季も目についた。昨年は広島の鈴木、エルドレッド、DeNAの筒香、ロペス、梶谷、ヤクルトの山田とバレンティンらに、カード別で目立つ成績を残された。キーマンを乗せることは黒星に直結しやすく、由伸監督も「何度も同じようにやられないこと」と説いてきた。
阪神とは、5月に5試合ある。今後の対戦ではバッテリーの配球に、より工夫が求められる。3連戦を振り返った小林は「1打席目なので攻めていこうと思ったけど、(初回の失点が続き)こっちの流れにできなかった」と反省し、村田善バッテリーコーチは「3回、同じ打者にやられているわけだから対策を立てるしかない」と手を打つ必要性を強調した。
打線は阪神の2倍の10安打を放ったが13三振、10残塁の拙攻で1得点に終わり、阪神に再び2位に並ばれた。指揮官は決定打を欠いた事実を受け止めつつ「1回もリードができなかったのでね」と再度、先制点の重みをかみ締めた。25日からは11~13日に3タテを喫した広島との3連戦(マツダ)。前回対戦では菊池と鈴木に打率4割と打たれ、新井、エルドレッドには2発ずつ浴びた。この日の教訓を生かし、由伸監督が掲げる「守り勝つ野球」で首位に挑む。(宮脇 央介)
◆福留は3戦6安打6打点
阪神・福留は初回に先制打。3回1死満塁で「若い投手(23歳の横山)が投げているので、取れるところで(点を)取っておきたかった」と中犠飛で貴重な追加点をたたき出した。今カードまでは得点圏打率1割8分8厘と低調だったが、21日の初戦でマイコラスから先制3ランを放つなど、3試合で6安打6打点。今季から主将に就任し、26日に40歳になる主砲は「みんながつないで回してくれた打席なので」と力を込めた。
◆巨人1―2阪神(23日・東京ドーム)
巨人が接戦を落とし、阪神に再び同率2位に並ばれた。福留に、またやられた。初回に3戦連続で先制打を許し、3回に犠飛で追加点を奪われた。3連戦計7失点のうち、相手4番に6打点を献上。打線は10安打を放ったが、村田の適時打による1点のみで3カードぶりの負け越し。3日連続で同じ打者に打たれ、苦しい試合展開を強いられ、由伸監督は「そこが一番の反省」と改善点を挙げた。
VTRのような立ち上がりに、由伸監督は苦言を呈した。「同じような形で点をとられてるので、そこが一番の反省。ほとんど同じ形だからね。ホームランかヒットかの違いだけでね」。阪神3連戦は3日連続で初回に先制された。1、2番の出塁から、4番の福留に痛打を許すパターンまで一緒だった。
この日も開始直後に劣勢に立たされた。先発復帰した内海が1番・中谷の二塁打から2死三塁とされ、福留に右前適時打を食らった。相手4番には21日の初回に3ランを浴び、逆転勝ちした22日にも初回に右前適時打を許していた。ロースコアでせめぎ合った3連戦。投手陣は3試合7失点と粘ったが、点の取られ方が悪かった。3回には犠飛で2打点目を挙げられてリードを広げられ、指揮官は「先に点をとられると、どうしてもこちらのペースにならない」と振り返った。
特定の打者を苦手とするケースは昨季も目についた。昨年は広島の鈴木、エルドレッド、DeNAの筒香、ロペス、梶谷、ヤクルトの山田とバレンティンらに、カード別で目立つ成績を残された。キーマンを乗せることは黒星に直結しやすく、由伸監督も「何度も同じようにやられないこと」と説いてきた。
阪神とは、5月に5試合ある。今後の対戦ではバッテリーの配球に、より工夫が求められる。3連戦を振り返った小林は「1打席目なので攻めていこうと思ったけど、(初回の失点が続き)こっちの流れにできなかった」と反省し、村田善バッテリーコーチは「3回、同じ打者にやられているわけだから対策を立てるしかない」と手を打つ必要性を強調した。
打線は阪神の2倍の10安打を放ったが13三振、10残塁の拙攻で1得点に終わり、阪神に再び2位に並ばれた。指揮官は決定打を欠いた事実を受け止めつつ「1回もリードができなかったのでね」と再度、先制点の重みをかみ締めた。25日からは11~13日に3タテを喫した広島との3連戦(マツダ)。前回対戦では菊池と鈴木に打率4割と打たれ、新井、エルドレッドには2発ずつ浴びた。この日の教訓を生かし、由伸監督が掲げる「守り勝つ野球」で首位に挑む。(宮脇 央介)
◆福留は3戦6安打6打点
阪神・福留は初回に先制打。3回1死満塁で「若い投手(23歳の横山)が投げているので、取れるところで(点を)取っておきたかった」と中犠飛で貴重な追加点をたたき出した。今カードまでは得点圏打率1割8分8厘と低調だったが、21日の初戦でマイコラスから先制3ランを放つなど、3試合で6安打6打点。今季から主将に就任し、26日に40歳になる主砲は「みんながつないで回してくれた打席なので」と力を込めた。