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藤波辰爾が語った「プロレス総選挙」への本音…自身ランク外でネットでは波紋

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↑藤波辰爾

 プロレス界のレジェンド、藤波辰爾(63)が19日、都内でスポーツ報知の取材に応じ、プロレス総選挙への本音を告白した。 テレビ朝日系で3月13日未明に放送されたプロレス総選挙は、現役、OBレスラー200人とファン1万人が投票し歴代のプロレスラーベスト20を発表した。当初は3月12日午後8時から放送予定だったが、WBCの日本対オランダ戦の生中継が延長になったため、3月13日午前0時13分からテレビ朝日系で放送されたが深夜帯ながら平均視聴率4・8%を記録。一方で昭和の新日本プロレスを支えた藤波、前田日明らがランク外だったことなど、ネット上で様々な波紋を呼んでいた。

 ランク外だったことに藤波は「気にはならなかった。かえってランク外だったから、昭和世代の人がおかしいだろって思うんじゃないかなと思った。そうなったら順位に上がっている人よりボクの方がインパクトに残るだろうなと思った。そうしたら、案の定、ランク外だったのでいろんなところからおかしいって反応があった。いろんな人から電話があって“藤波さん、あれはないですよ。気分が収まらないですよ”とかエキサイトしていた。そういう声がうれしかったし、その反応が見たかった」

 ランク外でも納得している理由について「これが逆に20位とか19位だったら、名前が載っかったらそれを認めざるを得なくなる。中途半端な順位だったら寂しかったと思う」

 同世代のライバル、長州力は11位、天龍源一郎は14位で共に出演した。

 「2人も厳しかったと思う。だから、あまりいい気持ちはしなかったと思う。我々の世代は、みんなそれぞれ頭の中で誰がどういう順位だって分かってますから、シャレじゃすまん部分でずっと来てますからね。前田(日明)もベイダーも高田(延彦)も入っていない。だから、順位がおかしいってなってしまう」。

 テレビ朝日から投票へのアンケートは藤波の下にも来ていた。

 「ボクのところにもアンケートが来て、まじめに考えて出しました。そのアンケートには出演依頼ではありませんから、出演いただける時はまた、改めて依頼いたしますと書いてあった。依頼があれば出ていましたけど、依頼がなかったからランキング外だったなと思った。アンケートでボクは、猪木さん、馬場さん、アンドレ・ザ・ジャイアントに投票した。あとベストバウトもアンケートあったから猪木さんとボクの8・8横浜を書きました」

 今回の番組で唯一、憤ったことがあったという。1位のアントニオ猪木(74)の出演時に他のレスラーとまったく絡まなかったことだ。

 「猪木さんは、あの時、出た時に選手と誰も絡んでいなかった。演出側にどういう考えがあったのか分からないが、そのことが腹立たしかった。レスラーみんなで猪木さんを迎え入れて、その真ん中で猪木さんが立ってダーッをやらせるべきだったと思う。それが、誰もいないところで一人でダーッをやった。あれは腹立たしかった。猪木さんもよくそれで出演依頼を受けたなと思った。そういう演出は猪木さんも知らなかったと思う」

 プロレス総選挙の結果は以下の通り。

1位・アントニオ猪木

2位・ジャイアント馬場

3位・初代タイガーマスク

4位・オカダ・カズチカ

5位・力道山

6位・棚橋弘至

7位・ジャンボ鶴田

8位・獣神サンダー・ライガー

9位・三沢光晴

10位・スタン・ハンセン

11位・長州力

12位・武藤敬司

13位・小橋建太

14位・天龍源一郎

15位・ケニー・オメガ

16位・橋本真也

17位・蝶野正洋

18位・ハルク・ホーガン

19位・真壁刀義

20位・アンドレ・ザ・ジャイアント

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