↑打撃フォームを入念にチェックしながら打撃練習を行った岡本
巨人の岡本和真内野手(20)が24日、東京Dの全体練習で、右へ左へサク越え13発の乱れ打ち。逆転開幕スタメンに名乗りを上げた。オープン戦で打率2割1分2厘と苦しんできたが、23日・日本ハム戦(東京D)でのバックスクリーン弾をきっかけに上昇気流に乗った様子。由伸監督も開幕スタメン候補の一人として期待を寄せた。
強烈な勢いで飛んでいく岡本の打球が、練習中のナインの目をくぎ付けにした。東京Dで行われた全体練習のフリー打撃。左の岸川打撃投手を相手に、32スイングで13本のサク越えをかっ飛ばした。
「打てていないので、たくさん練習しないと結果は出ない。しっかり集中してできました。力を入れて振って、いい打球がいったと思います」
左翼上段への特大弾アリ、右中間への一発アリ。最後のフルスイングでは、バックスクリーンへ叩き込んだ。31日の開幕戦・中日戦(東京D)の相手先発はサウスポーの大野。“左腕攻略”で、開幕左翼スタメンへ猛デモした。
土壇場でよみがえった。オープン戦では安定感を求めてミート重視に徹してきたため、持ち前の豪快さが影を潜めていた。7日の中日戦(小牧)で左越えソロを放ったものの、その後の練習のフリー打撃ではサク越えはおろか、打球が上がらない状態が続いてきた。
正解が見えず、打率も2割前後で低迷していたところ、二岡打撃コーチから「もっと強くバットを振ってみたらどうだ?」と、原点回帰を勧められた。23日の日本ハム戦では、9回に代打でバックスクリーン弾。40打席ぶりの一発で、忘れかけていた感覚を思い出した。
この日の猛打ショーを見守った由伸監督もうなずいた。「そこ(長打力)が一番の魅力ですからね。それがなかなか今まで出なかったんでね、ああいうふうに出ると、こちらもいろんなことを考えられるのでうれしい」。開幕スタメンは攻守のバランスも考慮しながら決めるというが、調子も重要な判断材料。ここまで苦しんできた岡本にも、まだチャンスはある。
25、26日のロッテ戦(東京D)でオープン戦は終わる。「与えられたチャンスがあれば、しっかり応えたいです」。昨季はオープン戦での失速によって開幕1軍を逃した。新しい力が台頭しないことには、「新化」は始まらない。
巨人の岡本和真内野手(20)が24日、東京Dの全体練習で、右へ左へサク越え13発の乱れ打ち。逆転開幕スタメンに名乗りを上げた。オープン戦で打率2割1分2厘と苦しんできたが、23日・日本ハム戦(東京D)でのバックスクリーン弾をきっかけに上昇気流に乗った様子。由伸監督も開幕スタメン候補の一人として期待を寄せた。
強烈な勢いで飛んでいく岡本の打球が、練習中のナインの目をくぎ付けにした。東京Dで行われた全体練習のフリー打撃。左の岸川打撃投手を相手に、32スイングで13本のサク越えをかっ飛ばした。
「打てていないので、たくさん練習しないと結果は出ない。しっかり集中してできました。力を入れて振って、いい打球がいったと思います」
左翼上段への特大弾アリ、右中間への一発アリ。最後のフルスイングでは、バックスクリーンへ叩き込んだ。31日の開幕戦・中日戦(東京D)の相手先発はサウスポーの大野。“左腕攻略”で、開幕左翼スタメンへ猛デモした。
土壇場でよみがえった。オープン戦では安定感を求めてミート重視に徹してきたため、持ち前の豪快さが影を潜めていた。7日の中日戦(小牧)で左越えソロを放ったものの、その後の練習のフリー打撃ではサク越えはおろか、打球が上がらない状態が続いてきた。
正解が見えず、打率も2割前後で低迷していたところ、二岡打撃コーチから「もっと強くバットを振ってみたらどうだ?」と、原点回帰を勧められた。23日の日本ハム戦では、9回に代打でバックスクリーン弾。40打席ぶりの一発で、忘れかけていた感覚を思い出した。
この日の猛打ショーを見守った由伸監督もうなずいた。「そこ(長打力)が一番の魅力ですからね。それがなかなか今まで出なかったんでね、ああいうふうに出ると、こちらもいろんなことを考えられるのでうれしい」。開幕スタメンは攻守のバランスも考慮しながら決めるというが、調子も重要な判断材料。ここまで苦しんできた岡本にも、まだチャンスはある。
25、26日のロッテ戦(東京D)でオープン戦は終わる。「与えられたチャンスがあれば、しっかり応えたいです」。昨季はオープン戦での失速によって開幕1軍を逃した。新しい力が台頭しないことには、「新化」は始まらない。