↑巨人・高橋由伸監督
いきなりだが、今年の順位予想をしてみた。
1位・巨人
2位・DeNA
あとは、本紙評論家の方々にお任せするとします。
巨人担当歴9年の“情”と言われそうだが、違う。ある人の由伸監督に対する評価を聞き、期待値は高くなったのだ。DeNA・ラミレス監督だ。昨シーズンが終了してからの言葉だ。
「由伸さんは必ずいい監督になるよ。いい意味で何を考えているのか分からない、読めない」
過去に一度も采配を振るったことのない人が、巨人軍の監督になった。現役時は天才打者だった。が、勝負所を読んでの投手起用や代打を送るタイミングなんて、いきなり出来るはずがない。だから、経験豊富な村田ヘッドコーチや尾花投手コーチをそばに置いた。そんな中で持ち前の勝負師の勘を使って白星を拾い、経験を積みながら「真の監督」へと成長していった。
そこへきて、ラミレス監督の「眼」だ。ラミちゃんは巨人時代、相手バッテリーの配球を読むことにたけていた。常に研究を怠らず打席につなげた。相手の顔色一つも見逃さないバッターだった。記者が二日酔いを隠して球場に行くと、必ず「昨日はたくさん、お酒飲んだね」と当てられた。そんな男が、我らが指揮官を「読めない」と評した。これは嬉しい言葉だ。
そんなラミちゃんは昨年、1番打者に桑原、正捕手に1年目の戸柱、セカンドに宮崎を抜てきした。シーズン半ば、「この3人は『絶対に活躍できる』と見込んだんだ。その通りになっただろ」と胸を張っていた。夢だった日本球界の監督になり、「自信はある」と鼻息を荒くしていたが、選手を育て、チームをリーグ3位に導いた。その手腕は誰もが認めるところだ。それでも巨人は2位だった。
ここらで、そろそろお断りを…。このコラム、「ラミレス監督を褒めよう」の回ではございません。あくまで、巨人1位を予想する私独自の視点を、紙面とは別の角度から述べたつもりです。いかがだろうか。
いきなりだが、今年の順位予想をしてみた。
1位・巨人
2位・DeNA
あとは、本紙評論家の方々にお任せするとします。
巨人担当歴9年の“情”と言われそうだが、違う。ある人の由伸監督に対する評価を聞き、期待値は高くなったのだ。DeNA・ラミレス監督だ。昨シーズンが終了してからの言葉だ。
「由伸さんは必ずいい監督になるよ。いい意味で何を考えているのか分からない、読めない」
過去に一度も采配を振るったことのない人が、巨人軍の監督になった。現役時は天才打者だった。が、勝負所を読んでの投手起用や代打を送るタイミングなんて、いきなり出来るはずがない。だから、経験豊富な村田ヘッドコーチや尾花投手コーチをそばに置いた。そんな中で持ち前の勝負師の勘を使って白星を拾い、経験を積みながら「真の監督」へと成長していった。
そこへきて、ラミレス監督の「眼」だ。ラミちゃんは巨人時代、相手バッテリーの配球を読むことにたけていた。常に研究を怠らず打席につなげた。相手の顔色一つも見逃さないバッターだった。記者が二日酔いを隠して球場に行くと、必ず「昨日はたくさん、お酒飲んだね」と当てられた。そんな男が、我らが指揮官を「読めない」と評した。これは嬉しい言葉だ。
そんなラミちゃんは昨年、1番打者に桑原、正捕手に1年目の戸柱、セカンドに宮崎を抜てきした。シーズン半ば、「この3人は『絶対に活躍できる』と見込んだんだ。その通りになっただろ」と胸を張っていた。夢だった日本球界の監督になり、「自信はある」と鼻息を荒くしていたが、選手を育て、チームをリーグ3位に導いた。その手腕は誰もが認めるところだ。それでも巨人は2位だった。
ここらで、そろそろお断りを…。このコラム、「ラミレス監督を褒めよう」の回ではございません。あくまで、巨人1位を予想する私独自の視点を、紙面とは別の角度から述べたつもりです。いかがだろうか。