Quantcast
Channel: Mr.NPB&MLB&NEWS
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2517

【巨人】杉内、604日ぶり1軍マウンドで先発!「若い世代に逆らっていかないと」

$
0
0

イメージ 1

↑和田(奥)が投球を見つめる中、力投する杉内

 ◆オープン戦 ソフトバンク5―3巨人(16日・福岡ヤフオクドーム)

 右股関節手術からの復帰を目指す巨人・杉内が、604日ぶりに1軍のマウンドで先発した。ソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクD)で同学 年の和田と投げ合い、3回 2/3を65球で本塁打を含む4安打3失点。フォームなど今後への課題も確認し、完全復活へ向けまた一歩前進した。

 やっとここまでたどり着いた。杉内が1軍のマウンドに帰ってきた。オープン戦とはいえ、1軍相手は15年7月21日の阪神戦(甲子園)以来、604日ぶり。独特の空気の中で思い切り腕を振った。「ほどよく緊張していた。久々の感触があった」と振り返った。

 初回1死一塁では直球で柳田を投ゴロ併殺。2回に江川に低めのスライダーを2ランとされ、4回にまたも江川に左中間に適時二塁打を浴びるなど4回途中4安打3失点。それでも、3回は全て宝刀のスライダーを決め球に3者凡退とした。古巣相手の65球。ベンチに向かう左腕には観客から温かい拍手が送られた。

 課題は残った。直球が高めに浮いた。「回を追うごとに力が伝わっていない感じ。痛みはないけど」。右足へ体重が乗り切らない感触はあったが、反省点をマウンドから持ち帰った。

 15年10月に右股関節を手術。キャンプ中は実戦を想定し、1イニング相当の球数を投げては10分休憩する練習を行った。下半身強化によりユニホームのズボンのサイズも大きくなるなど、体力面では十分な準備を積んだ。だが、ブルペンにはない動きなども、実際の試合では出てくる。「(打球の)高いバウンドだったり、シーズン中には不安がある。改善策を見つけたい」

 対戦相手は同じ“松坂世代”の和田。6回1失点の盟友に「いいなあと思って見てました」と刺激も受けた。次回の登板は翌日の患部の状態も見てから決める。由伸監督は「前半はよかった。もうちょっと投げ込んでいくことが本人の中で課題としてあると思う。少しずつ進んでいってくれている」とうなずいた。

 公式戦登板について問われた左腕は「今のパフォーマンスではおこがましい」と言いつつ「若い世代に逆らっていかないと」。かつての本拠で、新たな闘志をかき立てられた。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2517

Trending Articles