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【巨人】岡本、開幕1軍ノルマ「OP戦3割」村田ヘッドが課す

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↑7日の中日戦で左越えに本塁打を放った岡本

 巨人・岡本和真内野手(20)が9日、開幕1軍へのノルマを課された。村田ヘッドコーチは、松井秀喜氏や由伸監督らを引き合いに出して選球眼の進歩を評価しつつ「打率2割5分~3割は最低ライン」と厳命。オープン戦でここまで6戦18打数7安打と好調な若武者も「3割くらいは打てるようにしたい」と応えた。10日のオリックス戦(ほっと神戸)から再加速し、競争を勝ち抜く。

 自分を戒めるように、岡本は冷静に言葉を選んだ。「結果が出ないよりは、もちろん出たほうがいいです。でも、どんな時でも、自分で『調子がいいな』とは思わないようにしています。心に隙というか、甘さを出したくないので」。ここまでオープン戦6試合を消化し、18打数7安打の打率3割8分9厘。7日の中日戦(小牧)では、15年9月のプロ1号以来、549日ぶりとなる1軍アーチを放つなど好調だが、若き大砲は厳しい表情を崩さなかった。

 とはいえ、周囲の期待は高まるばかりだ。村田ヘッドコーチは「今の岡本は待ち方がいいよな。松井(秀喜)だって、監督だって、慎之助だって、俺が見てきた強打者は後ろ(捕手寄り)に体重が残っているから選球眼がよかった。余裕をもってボール球を見逃されると捕手は嫌な感じになる」と巨人の歴代スーパースターたちを引き合いに出して評価。そして「投手が仕上がってきて、変化球が増えてきたときにどうなるか。もちろん内容も見ているけど、結果が大事。2割5分~3割は最低ライン」と開幕1軍入りへのノルマを与えた。

 そのためにも、この先の戦いが重要になる。10、11日のオリックス戦(ほっと神戸)には、金子千尋や西らが登板予定。経験豊富な一線級の投手を相手にどこまでできるか、現段階での実力を測る試金石になるだろう。村田ヘッドは「残り7~8試合になったら、他の打者の数字との比較になる」と16日のソフトバンク戦(ヤフオクD)を終えて帰京するあたりから、相対的に評価してふるいにかけていくことを明かした。

 岡本は昨季オープン戦終盤に失速し、18戦61打数10安打(打率1割6分4厘)で開幕直前に2軍降格となった。「去年のように『なんでもかんでも』という感じではなくなったし、しっかりボールを見ることができています。今の数字は気にしていませんが、3割くらいは打てるようにしたい」。好調ぶりにも油断は見せないが、進化の手応えは感じている。同じ失敗を繰り返さないことも、スターになるための条件だろう。

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