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【新日本】IWGPインターコンチ王者・内藤V3 NJCに向けて爆弾投下

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新日本プロレスのIWGPインターコンチネンタル王者・内藤哲也(34)が11日、エディオンアリーナ大阪大会でマイケル・エルガン(30)の挑戦を退け3度目の防衛に成功した。「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」全メンバーがタイトルマッチで勝利を収め、衰えぬLIJ旋風を証明。勢いに乗る内藤は「NEW JAPAN CUP」(3月11日、愛知県体育館で開幕)に向けて爆弾を投下した。

 過去3戦3勝とエルガンを“カモ”にしている内藤だが、その内容は全て紙一重。この日も挑戦者の圧倒的パワーの前に大苦戦を強いられた。

 それでも序盤から左ヒザへの集中攻撃に活路を見いだすと、エルガンが30分過ぎに繰り出した伝家の宝刀・バーニングハンマーにもカウンターのデスティーノを合わせて一気に勝負に出る。なおも立ち上がる驚異の挑戦者に対し、コーナー上からスイング式デスティーノ一閃。最後は正調デスティーノで36分超の長期戦を制した。

 この日は高橋ヒロムがIWGPジュニア王座V1に成功し、SANADA、EVIL、BUSHI組もNEVER無差別級6人タッグ王座奪回に成功。王座戦全勝のLIJはメンバー全員がタイトルホルダーとなった。内藤がメーンに据えられた今大会は、2週間以上も前にチケットが完売し“LIJ旋風”ここにありを証明した。

 大阪の地を席巻した昨年度の東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞MVP男は「今年も皆様に楽しい時間をプレゼントしようと思ってます。大阪城ホール大会(6月11日)も我々LIJが大阪のお客様を熱くさせることでしょう。まあ、大阪城ホールは4か月も先の話だからね…。こういうとき、何て言うか分かりますか? そう、まさにトランキーロ…焦んなよ」と勝ち誇った。

 防衛ロードに関しては主要王座への次期挑戦選択権をかけた「NJC」の動向次第となる。昨年の覇者・内藤はトーナメントの結果待ちの立場だが「新日本がNJCを本気で盛り上げたいなら、俺を使わない手はないでしょ? 俺はこの場を借りてエントリー、立候補しますよ」とまさかの出場予告だ。

 さすがに王者が出場してはNJCの意義が薄れるため、この申し出が認められる可能性は低いとみられるが「システムの変更を提案しますよ。どういう提案かは、しかるべき場所で発言しますよ。今のところはトランキーロってことだね」と不敵な笑みを浮かべた。

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