全日本プロレスやノアなどで活躍したプロレスラーの泉田純さんが亡くなったことが７日、分かった。５１歳だった。関係者によると、神奈川県内で死去から数日たって発見された。病死とみられる。すでに親しい関係者で葬儀を行った。
現役時代の２００５年ごろから、約８５００万円の詐欺被害に遭ったとされ、昨年４、５月には小田原地裁で行われた加害者の公判を傍聴。その際、「（詐欺被害に遭った）４０歳から人生がストップしている。このままだとホームレスになる」、「苦労と貧乏の日々が続いている」と苦悩を明かした。「電車賃もありません。これからどうやって生きていけばいいのか…」と話していた。
泉田さんは大相撲の東関部屋で幕下まで進み、９１年に全日本に入団。頭突きを得意とし、本田多聞と組んでアジアタッグ王座を獲得するなど個性派レスラーとして活躍した。００年にはノア旗揚げに参加し、０９年からはフリーで活動。詐欺事件の内幕をつづった暴露本などを出版していた。
ノア時代に親交のあった丸藤正道（３７）はこの日、自身のフェイスブックに「いい思い出もそうじゃない思い出もある。根は優しい人だったんだ。泉田さん、ご冥福をお祈りします」と悼んだ。
隕石がもう見れなくなると思うと悲しいぜ。石頭野郎