↑昨年12月、母校の校舎をバックに笑顔でポーズをとる吉川尚
↑キャンプ初日、二塁でノックを受ける吉川尚が快速を飛ばしてセンターに抜けそうな打球に追いつく
野球ファンにとって待ちに待った球春が到来、各地でキャンプがスタートした。一握りの選手がつかめる1軍枠とスタメン。可能性と勝負の厳しさに満ちた熱気のある空間に、レンズ越しの私たちも引き込まれる。
「お願いします!!!」キャンプ初日、カラッと晴れた青空のジャイアンツ球場に明るい声が弾んだ。巨人の新人12人をはじめとする3軍は、宮崎でなく川崎市で朝からみっちり練習に励んでいる。
二塁の守備につき、鋭い視線と軽やかな身のこなしで白球を追いかけるのは、ドラフト1位ルーキーの吉川尚輝(21)だ。上半身のコンディショニング不良で3軍スタートになったが、センターへ抜けていきそうなノッカーの打球に50メートル5秒7の快速を飛ばして逆シングルでキャッチ。打撃練習では2本の柵越えを披露するなど状態は上向いてきている様子で、華やかなプレーや立ち振る舞いにカメラのシャッターを切る回数が増える。
私が彼をはじめて撮影したのは12月初め、岐阜県中津川市で市役所や商工会議所のあいさつ回りや羽島市での母校訪問に同行した。1月の入寮前の自主トレでは色紙に「積」という文字をしたためて、積極的に経験を積むと決意。「まずは1日1日を必死にやっていきたい」と闘志を燃やしていたのを思い出す。自主トレでは身体の感触をじっくり確かめるようにネットにボールを投げ込んでいたのだが…。
地元の人々の祝福を受け、期待されて上京した未来のヒーローにとって、もどかしい思いをこらえながらのキャンプインだったに違いない。「今は1日1日をアピールするだけ」期待のルーキーは初心を忘れず上を目指している。経験を積み重ねた尚輝が、1軍の舞台で大きな輝きを放つ姿を撮る日が待ち遠しい。
↑キャンプ初日、二塁でノックを受ける吉川尚が快速を飛ばしてセンターに抜けそうな打球に追いつく
野球ファンにとって待ちに待った球春が到来、各地でキャンプがスタートした。一握りの選手がつかめる1軍枠とスタメン。可能性と勝負の厳しさに満ちた熱気のある空間に、レンズ越しの私たちも引き込まれる。
「お願いします!!!」キャンプ初日、カラッと晴れた青空のジャイアンツ球場に明るい声が弾んだ。巨人の新人12人をはじめとする3軍は、宮崎でなく川崎市で朝からみっちり練習に励んでいる。
二塁の守備につき、鋭い視線と軽やかな身のこなしで白球を追いかけるのは、ドラフト1位ルーキーの吉川尚輝(21)だ。上半身のコンディショニング不良で3軍スタートになったが、センターへ抜けていきそうなノッカーの打球に50メートル5秒7の快速を飛ばして逆シングルでキャッチ。打撃練習では2本の柵越えを披露するなど状態は上向いてきている様子で、華やかなプレーや立ち振る舞いにカメラのシャッターを切る回数が増える。
私が彼をはじめて撮影したのは12月初め、岐阜県中津川市で市役所や商工会議所のあいさつ回りや羽島市での母校訪問に同行した。1月の入寮前の自主トレでは色紙に「積」という文字をしたためて、積極的に経験を積むと決意。「まずは1日1日を必死にやっていきたい」と闘志を燃やしていたのを思い出す。自主トレでは身体の感触をじっくり確かめるようにネットにボールを投げ込んでいたのだが…。
地元の人々の祝福を受け、期待されて上京した未来のヒーローにとって、もどかしい思いをこらえながらのキャンプインだったに違いない。「今は1日1日をアピールするだけ」期待のルーキーは初心を忘れず上を目指している。経験を積み重ねた尚輝が、1軍の舞台で大きな輝きを放つ姿を撮る日が待ち遠しい。