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滋賀学園の「ヘリコプター打法」馬越、進学先の日大では封印

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↑滋賀学園・馬越の“ヘリコプター打法”(合成写真)

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↑日大の野球部寮に入寮した滋賀学園・馬越

 「ヘリコプター打法」で昨春センバツ8強に導いた滋賀学園・馬越大地内野手(3年)が4日、進学先の東都大学リーグ・日大の野球部寮(千葉・習志野市)に入寮。頭上でバットを回転させる独特な打撃フォームを封印することを明かした。

 「初めて言うんですけど。アレ、やらないです」。京都市内の実家から両親に車で送られ、約8時間。上京したばかりの18歳が、新たな決意を口にした。

 昨春の甲子園。バットを時計回りにクルクル回すたび、歓声が沸いた。2回戦の釜石戦では左中間席に豪快なアーチを描いた。夏の滋賀大会では3戦連発。タイミングを取りやすくするため、バットの回転速度を下げた“新型ヘリ”で、高校通算25発まで伸ばした。

 周囲からは神宮でも旋回を期待されたが、翼を休める決断に至った。「(現状では)大学で通用せえへんと思っていました。投手の球は速いし、タイミングを外される。バットも木製になる」。昨夏に県4強で高校野球を終えると、バットのヘッドを右肩で上下に揺らす新フォームに着手。DeNA・筒香を参考に左足の上げ幅を小さくし、頭のブレも少なくした。

 滋賀学園・山口達也監督(45)からは「ヘリコプター墜落やな」と愛情たっぷりに背中を押された。「監督さんには、やりたいようにやらせてもらいました。そうじゃないと、あの打ち方もできませんでした」と感謝する。夏以降にジムでウエートトレを始め、体重は10キロ増の105キロに。下半身を強化し、ヘリに頼らなくても飛躍する土台は整いつつある。

 個性的なフォームは変わっても、長打の魅力は変わらない。「打撃では一番になれるように。安打の延長が本塁打。体勢を崩されても、しっかり強く振りたい。いろんな引き出し(打ち方)を持ってみて、またいつか、ヘリコプターが出動するかもしれません」

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