巨人の新外国人、アルキメデス・カミネロ投手（２９）＝マリナーズ＝が２８日、ジャイアンツ球場で初練習を行った。
前日２７日、ニューヨークから１４時間のフライトで午後９時過ぎに羽田空港に到着したばかり。手続きなどを済ませ、空港から都内の宿泊先に向けて出発したのが午後１１時だった。この日、同じく前日来日したばかりのクルーズ、ギャレット、新外国人のマギーとともに午前１１時過ぎにＧ球場に到着。来日して半日後に早くも始動した。
Ｇ球場では２、３軍がキャンプ前の合同自主トレを行っていて、在籍２年目のクルーズの紹介を受けながらナインとあいさつ。最速１６４キロの剛腕は来日直後、「優勝という目標に向かって常に全力を尽くすよ」と誓っていたが、移動の長旅の疲れも見せず、屋外でランニング、キャッチボールを行って体を動かした。
１５年には米パイレーツで７３試合に登板して７４回２／３で７３奪三振、５勝１敗、防御率３・６２。昨年はパイレーツとマリナーズで計５７登板して６０回２／３で５０奪三振、２勝３敗１セーブ、防御率３・５６をマークしたバリバリのメジャーリーガーだ。
守護神候補として期待される大物助っ人だが、前日はスーツ姿で来日、空港でファンのサインにも気さくに応じたナイスガイ。キャッチボール中は他の外国人選手と声を出して笑い合うなど陽気な一面も見せ、早くもチームに溶け込んだ様子だった。