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【巨人】リャオ、二刀流やっちゃう!?140キロ剛球&パワーヒッター

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↑大勢のファンが見守る前で豪快なティー打撃を見せたリャオ

 巨人の新人15選手が9日、ジャイアンツ球場で新人合同自主トレをスタートさせた。身長201センチ、体重125キロのドラフト7位・廖任磊(リャオ・レンレイ)投手(23)=台湾・開南大卒=は、初日から140キロ超の剛球を連発。ティー打撃では大砲のような豪快なスイングを見せ、台湾代表で野手として出場経験を持つ二刀流だったことを明かした。

 さらに、パワーを生かすため、減量禁止令が出たことも判明。ド迫力のGデビューを果たした右腕は、魅力を磨いてオンリーワンの選手を目指す。

 リャオの速球がたてる音が、G球場の室内練習場にこだました。新人合同自主トレ初日。キャッチボールにもかかわらず、季節外れの剛球を連発した。「7、8割の力で投げました」と本人は涼しい顔も、規格外のパワーの一端を見せつけた。

 最長約40メートルのキャッチボール。最後はバッテリー間に近い距離で力のこもった球を投げた。実は12月末まで、代表メンバーではないものの、WBC台湾代表の練習に参加。シート打撃にも登板していたため、肩は仕上がっていた。

 ボールを受けた育成6位捕手の高山=九産大=は「球威は重たかったし、キレもよく縦の回転もいい。体感140キロ後半は出ていたと思う。(打ったら)バットが折れるんじゃないですか」と、目を丸くした。

 投球だけではない。次はティー打撃でも快音を響かせた。約70球だったが、豪快なスイングと打球音、そしてネットに突き刺さるボールの勢いは野手顔負け。リャオの打撃を見た江藤打撃コーチは「パワーヒッターだったね。インパクトが強くてね。あれだけ振れるのはおもしろい」。村田ヘッドコーチも「立派なティーをしてたね」と絶賛した。

 リャオにとっては待ち遠しい時間だった。「打撃練習が一番楽しみでしたね。打つことが大好き。打球の音が好きなんです」。岡山共生高時代は、投手のほかに一、三塁もこなした。意外にも本塁打は「覚えていない…」というほど数は少ないが、2年前の台湾でのアジア大会に代表で出場した際は、投手登録ながら一塁手としても出場し、打席にも立った。二刀流の経験者だったのだ。

 プロでは投手として勝負する。日本ハム・大谷のような二刀流とはいかないまでも、セ・リーグなら、投手は打席に立ち、時に豪快な放物線を描く可能性はある。「あったら楽しんでやりたいです。ただ遠くに飛ばすことが好きなので」

 125キロは現時点で中日・アラウホに並ぶセ最重量タイ。ビッグな素材を生かすため、首脳陣は過度な減量を求めない異例の方針を固めた。例年、新人は体脂肪の数値などで太りすぎの場合、減量指令が出される。だが、リャオは規格外のパワーが魅力。豪快さを消さないために体重は維持させていく。

 初日のメニューを終え「緊張したけど、楽しくできました」とニッコリ。「まずはキャンプに行って、けがをしないようにして、1軍に上がれるように頑張ります」。近未来の守護神候補が、ド迫力デビューを飾った。(玉寄 穂波)

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