↑野村克也氏
野球評論家の野村克也氏(81)が11日放送のフジテレビ系「フルタチさん」(日曜・後7時)で、プロ野球の日本ハム・大谷翔平投手(22)の「二刀流」について語った。
司会のフリーアナウンサーの古舘伊知郎氏(61)が、今年フル回転した大谷の「二刀流」について、野村氏、岡田彰布氏(59)、江本猛紀氏(69)ら評論家の分析に注目した。
番組では、野村氏が大谷のプロ入り時に「二刀流」に挑戦することを聞き、「プロをなめるな。成功してほしくない。俺が日本ハムの監督ならピッチャー」と発言していたことを振り返った。
今季の大成功を受けて、「取り消し! 彼のプレーを見て、考え方を改めさせられました。撤回することはほとんどない。大谷さんすみませんでした」とノムさんは謝罪した。
「常識的に二刀流っていうのは無理だと思っていた。彼のプレーを見ていたら、自分が監督でも(二刀流を)やらせたくなる」と大谷のプレーを称賛した。投手で最速165キロ、打者としてバックスクリーン弾などのプレーを絶賛し「楽しみだね。でも、メジャーへ行くんでしょ。行かせちゃだめだよ。プロ野球の宝じゃない」と17年オフにもメジャー挑戦がうわさされている大谷の流出を嘆いた。
同じく「二刀流」に否定的だった岡田氏も「前例がないので、思っている以上に二刀流としての能力があった。成功でしょうね。まだ若いし体も強そうだし。前例がないんで、ここまでやればね」と称賛の言葉を並べた。