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「正力松太郎賞」に日本ハム・栗山監督

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↑日本シリーズを制し胴上げされる栗山監督

 プロ野球の発展に貢献した監督、選手らに贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が17日、都内のホテルで行われ、最大11・5差をひっくり返してパ・リーグを制し、その後もチームを10年ぶりの日本一に導いた日本ハム・栗山英樹監督(55)が満場一致で選ばれた。栗山監督は初受賞で、日本ハムとしても初受賞となった。

 同賞は、1934年に日本初のプロ野球チーム・大日本東京野球倶楽部(現巨人)を創設し、日本プロ野球の発展に大きな功績を残した故・正力松太郎氏(元読売新聞社主)を記念して、77年に制定。その年の日本プロ野球界で最も貢献した競技者(監督、コーチ、選手、審判)に授与される。最多受賞は、第1回を含めて4度選ばれた王貞治氏。

 選考委員会では、投打二刀流で大活躍し、日本一の立役者となった日本ハム・大谷翔平投手(22)、史上初の2年連続トリプルスリーを達成したヤクルト・山田哲人内野手(24)、広島の25年ぶりのリーグ優勝に貢献し、今季限りで現役を引退した黒田博樹投手(41)の名前も挙がり、白熱した議論が繰り広げられたという。だが、選考委員会の座長を務めた王氏は、固定観念にとらわれない大谷の起用法などを挙げつつ「本当によくチームを掌握して、選手の技量を理解して試合に生かしている。選手の持てる力を引き出した栗山監督の手腕、指導力は立派だったと思います」と説明した。栗山監督には賞金500万円が贈られる。

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