巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏（４２）＝ヤンキースＧＭ付特別アドバイザー＝が１６日、石川県内で野球教室を開催。ＣＳ第１Ｓ敗退を喫した古巣の巨人に来季のリベンジを期待した。
由伸監督、巨人ナインの無念さを思い、松井氏は切り出した。「終わってしまったことだし、結果を受け入れて来年頑張ってほしい」。今春の宮崎キャンプでは臨時コーチを務め、軸足に体重を残す打撃を熱心に指導。その教えを胸に刻んだ坂本が首位打者を獲得するなど成果を上げたが、チームは優勝に届かなかった。
松井氏は「僕が言うまでもなく、一人ひとり分かっていることだと思う」と、今季の悔しさを来季への糧にすることを期待。再度の就任が有力視される来春キャンプの臨時コーチについては明言を避けたが、「もちろん、個人的に応援しています」と古巣への愛情を口にした。
故郷・石川の小学生３８人の前でフリー打撃も行い、豪快な２７スイングを披露した。また、日本最速の１６５キロをマークして日本シリーズ進出を決めた日本ハムの大谷についても言及。「今まで誰も歩いていない道を歩いてきている。すごいこと。結果も残しているわけですから」と投打で異次元の二刀流を絶賛していた。