↑秋季練習では異例の102球に及ぶ投げ込みを行った若松は練習終了後にファンへあいさつした
中日の森繁和監督(61)が9日、屋外球場での必勝対策としてナゴヤドームの空調温度を上げる秘策を披露した。最下位に沈んだ今季はマツダ、横浜、甲子園、神宮に、地方球場を含めた屋外球場で14勝35敗の勝率2割8分6厘と散々。日頃から夏場の暑さに体を慣らすために「少しぐらい我慢して(ナゴヤ)ドームの温度を上げてもいいんじゃないかな。そうすりゃビールも売れるじゃん」と私見を述べた。
本拠地を含むドーム球場で44勝47敗3分けと、ほぼ五分だっただけに、屋外でのひ弱さが目立つ。新指揮官は若松駿太投手(21)をやり玉に挙げて「意外と屋外では結果が良くない」と指摘した。確かにドーム球場で6勝4敗、防御率3・63、屋外球場では1勝4敗、防御率4・66と数字的には明らか。その理由として「(沖縄春季)キャンプでもチームで一番投げ込んでいたが、シーズンに入ってからの過ごし方が問題だった」と1年を通して体力を維持できなかった点を問題視した。
森監督は今季、投手陣を統括するヘッドコーチとして夏場にあえて屋外での練習を増やすなど、猛暑対策に努めた。しかし若松は7月下旬から得意なはずのナゴヤドームで2連敗を喫し、8月3日に出場選手登録を抹消。最終戦でテスト登板するまで、ほぼ2軍暮らしでシーズンを終えた。「(体力不足?)俺はそう見ている。夏場からボールが高めに浮き出した。下(2軍)でもレベルの低い打者にやられた(2試合、計7回1/3で12失点)のは、そういうこと」と厳しい表情を浮かべた。
若松はこの日、この時期では異例の102球の投げ込みをオール直球で行った。メドは60球だったが「(ラストに)3球続けてアウトローに投げようと思ったんですが、それが無理だったんで…」と知らず知らず球数が増えたという。夏場の失速については「投げる体力はあったのに、準備やケアを怠った」と体力の“出力方法”に問題があったと反省。ナゴヤドームの空調温度についても「上げる分には気にしないです」と歓迎。来季こそ本拠地で若松をはじめとした投手陣の、エコにもつながるアツい投球が見られるか。
中日の森繁和監督(61)が9日、屋外球場での必勝対策としてナゴヤドームの空調温度を上げる秘策を披露した。最下位に沈んだ今季はマツダ、横浜、甲子園、神宮に、地方球場を含めた屋外球場で14勝35敗の勝率2割8分6厘と散々。日頃から夏場の暑さに体を慣らすために「少しぐらい我慢して(ナゴヤ)ドームの温度を上げてもいいんじゃないかな。そうすりゃビールも売れるじゃん」と私見を述べた。
本拠地を含むドーム球場で44勝47敗3分けと、ほぼ五分だっただけに、屋外でのひ弱さが目立つ。新指揮官は若松駿太投手(21)をやり玉に挙げて「意外と屋外では結果が良くない」と指摘した。確かにドーム球場で6勝4敗、防御率3・63、屋外球場では1勝4敗、防御率4・66と数字的には明らか。その理由として「(沖縄春季)キャンプでもチームで一番投げ込んでいたが、シーズンに入ってからの過ごし方が問題だった」と1年を通して体力を維持できなかった点を問題視した。
森監督は今季、投手陣を統括するヘッドコーチとして夏場にあえて屋外での練習を増やすなど、猛暑対策に努めた。しかし若松は7月下旬から得意なはずのナゴヤドームで2連敗を喫し、8月3日に出場選手登録を抹消。最終戦でテスト登板するまで、ほぼ2軍暮らしでシーズンを終えた。「(体力不足?)俺はそう見ている。夏場からボールが高めに浮き出した。下(2軍)でもレベルの低い打者にやられた(2試合、計7回1/3で12失点)のは、そういうこと」と厳しい表情を浮かべた。
若松はこの日、この時期では異例の102球の投げ込みをオール直球で行った。メドは60球だったが「(ラストに)3球続けてアウトローに投げようと思ったんですが、それが無理だったんで…」と知らず知らず球数が増えたという。夏場の失速については「投げる体力はあったのに、準備やケアを怠った」と体力の“出力方法”に問題があったと反省。ナゴヤドームの空調温度についても「上げる分には気にしないです」と歓迎。来季こそ本拠地で若松をはじめとした投手陣の、エコにもつながるアツい投球が見られるか。