緩慢なプレーに改善が見られないなどの理由で３日に出場選手登録を抹消された巨人のルイス・クルーズ内野手（３２）が４日、２軍に合流し、Ｇ球場で練習を行った。
首脳陣から繰り返し求められた全力プレーの徹底ができず、ポストシーズン直前に異例の降格となった助っ人は「チーム事情と言われたから従うだけ。チームに下で調整してこいと言われたので、その通りそれに従って調整するだけ」と反省の言葉を口にした。
８日開幕のＤｅＮＡとのクライマックスシリーズ（ＣＳ）第１ステージ（Ｓ）には出場できないが、チームが勝ち進んだ場合、１３日のＣＳ最終Ｓ第２戦からは再登録が可能になる。今後の姿勢次第では再昇格の可能性もあるだけに、「私自身が決められることではないけど、与えられた課題をこなして、呼ばれたらいつでもプレーできて試合に出られるように準備したい」と話した。
クルーズは今季、故障などによる離脱はあったが、正二塁手として８１試合で打率２割５分２厘、１１本塁打、３７打点の成績を残していた。この日は、ファームのフェニックスリーグに参加せず残留している若手とともに練習。投内連係、フリー打撃、ランニングを一生懸命行い、改心をアピールした。