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投打の力量差見せつけられたG高橋監督「CS?そんな先の話されても…」

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セ・リーグ2位の巨人は15日・広島戦(マツダ)で0-5と零封負け。遠征中に優勝を決めた赤ヘル軍団の凱旋試合で、力の差を見せつけられ引き立て役に回った。

 10日の同カード(東京ドーム)で敗れ、広島に25年ぶりのリーグ優勝を決められてから5日後。敵地での再戦はわずか4安打で完敗した。ベンチ裏で「もうちょっと打ってくれないと…」と苦言を呈した高橋由伸監督(41)の背後から、カープファンの大歓声が聞こえてきた。優勝後初のホームゲームで快勝を許し、敵軍の優勝セレモニーに花を添えた格好だ。

 11連戦の初戦となった前日14日・中日戦(ナゴヤドーム)では延長11回サヨナラ負け。一夜明けたこの日は午前9時台の新幹線で広島に乗り込む予定だったが、同10時台に遅らせた。同じ9時台に広島も遠征先から新幹線で地元に凱旋、ファンが祝福するため駅へ殺到することで生じる混乱を避けた。

 熱狂的な祝賀ムードに巻き込まれたチームは、試合でも圧倒された。

 打線は相手先発の新人・岡田を5回までとらえられず、6回からは速球派の若い救援陣に無失点リレーを許した。

 その打線が機能しないのにベンチの動きは少なく、7回2死二塁で送った唯一の代打・堂上はあえなく空振り三振。これで代打のチーム打率は・153まで低下した。

 一方の投手陣は1点を追う7回から継投に入ったが、かつて“勝利の方程式”を形成した西村と山口に速球派の面影がない。8回には途中出場の安部と代打・下水流にチャンスを広げられ、2死満塁で田中の3点二塁打でトドメをさされた。両軍のブルペンとベンチに控える選手層の違いを再認識させられた。

 クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージを勝ち抜けば、ファイナルステージはこの球場で広島と再び対戦するが、高橋監督は「そんな先の話をされても…」と顔をしかめた。この日は3位・横浜DeNAが阪神に勝ち4ゲーム差に接近。2位さえ確定できない状況で、CSに意識を向ける余裕はない。広島の応援歌が鳴り響く球場を引き揚げるナインの足取りは、重かった。

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