↑プロ初勝利の小笠原
中日のドラフト1位左腕・小笠原慎之介投手(18)がプロ初勝利を挙げた。
2回までに3点を失ったが、3回1死から坂本、阿部、村田を3者連続見逃し三振に仕留めるなど、7回6安打3失点。降板直後の8回に味方打線が逆転した。
7イニングはプロ最長タイで、127球、10奪三振はプロ最多。今季の高卒新人では初勝利。中日の高卒新人としては、1989年の今中慎二以来27年ぶりの白星を手にした。今季最長を更新する6連勝に竜を導いた黄金ルーキーが、歓喜の瞬間を振り返った。
―ウィニングボールを握った感想は?
「硬球ですね(笑い)。僕の部屋に飾ります」
―家族が観戦していた
「親より僕の方がドキドキしていました」
―チームが5連勝中だった
「6連勝がかかっている試合で僕が先発を任されて、何としても勝たないとという気持ちがありました。朝、起きた時『プレッシャー、かかってんなあ』という気持ちになりました。僕は(当日じゃなく)前日に緊張するタイプなんで『きょうは違うな』と。(胃は痛くなかった?)ヨーグルト食べてるんで(大丈夫です)」
―相手は巨人打線
「小さな頃からテレビで見て活躍している選手。何としてでも抑えてやろうという気持ちがありました」
―2回までに3失点
「(以降は)とにかくゼロで抑える目標を持って投げました。気持ちが折れそうになりましたが、何とか粘って投げることができました」
―きょうの投球で良かった点は?
「カーブが(ストライクゾーンに)入ったことだと思います。前回の広島戦(8月27日)でカーブが入らなくて、投げることができなくなった。投球の幅を広げるために、ストライクが入らなくても投げることが大事だと思った」
―味方打線が8回に4点を奪う大逆転
「ホント、感謝の気持ちしかないです、助けてもらったので(以降もベンチで)必死に声を出しました」
―9回を迎えた時は?
「早く終わんないかなって(笑い)。田島さんの姿をしっかり目に焼きつけようと思っていました。田島さんにオリックス戦(6月7日、京セラD。小笠原が5回2失点で勝利投手の権利を得て降板したが、9回に田島が1失点して初勝利がフイになった試合)で『俺がつぶした。申し訳ない』と言われたんですが、きょうは抑えて『遅くなってゴメンな』って言われました」
(続けて)
「僕は田島さんが打たれたからって責めることはなかった。田島さんが思いすぎていて(心に)負担をかけたのかなと。『そんなことないですよ。ナイスピッチングでした。ありがとうございました』と答えました」
―デビューから5連敗した。
「周りから見ると(初勝利まで)長く感じたと思いますが、僕の中では(自分自身が)毎試合成長しているので、短く感じました」
―巨人・阿部に向けられた“シンノスケ・コール”を自分への声援に感じたか。
「そんなことはないです(苦笑い)」
―村田を3回2死一塁、内角低めのクロスファイアーで見逃し三振
「ちょっとボールくさかった。際どい球でしたけど(主審に手を)挙げていただいた(笑い)」
―神奈川出身のベイスターズファン。かつての横浜の主砲との対戦にテンションは上がったか?
「いや、投げることで必死でした(笑い)」
―今季の高卒新人でプロ初勝利一番乗り
「ずっと意識していました。どっかで抜かされるだろうな、(ロッテの)成田とかが出てきそうだなと思ってました。ホッとはしてないです。やっとスタートラインに立てたんで。きょう勝ったことは忘れて、2勝目を目指す。徐々に(勝ち星を)増やしていきたいですね」
中日のドラフト1位左腕・小笠原慎之介投手(18)がプロ初勝利を挙げた。
2回までに3点を失ったが、3回1死から坂本、阿部、村田を3者連続見逃し三振に仕留めるなど、7回6安打3失点。降板直後の8回に味方打線が逆転した。
7イニングはプロ最長タイで、127球、10奪三振はプロ最多。今季の高卒新人では初勝利。中日の高卒新人としては、1989年の今中慎二以来27年ぶりの白星を手にした。今季最長を更新する6連勝に竜を導いた黄金ルーキーが、歓喜の瞬間を振り返った。
―ウィニングボールを握った感想は?
「硬球ですね(笑い)。僕の部屋に飾ります」
―家族が観戦していた
「親より僕の方がドキドキしていました」
―チームが5連勝中だった
「6連勝がかかっている試合で僕が先発を任されて、何としても勝たないとという気持ちがありました。朝、起きた時『プレッシャー、かかってんなあ』という気持ちになりました。僕は(当日じゃなく)前日に緊張するタイプなんで『きょうは違うな』と。(胃は痛くなかった?)ヨーグルト食べてるんで(大丈夫です)」
―相手は巨人打線
「小さな頃からテレビで見て活躍している選手。何としてでも抑えてやろうという気持ちがありました」
―2回までに3失点
「(以降は)とにかくゼロで抑える目標を持って投げました。気持ちが折れそうになりましたが、何とか粘って投げることができました」
―きょうの投球で良かった点は?
「カーブが(ストライクゾーンに)入ったことだと思います。前回の広島戦(8月27日)でカーブが入らなくて、投げることができなくなった。投球の幅を広げるために、ストライクが入らなくても投げることが大事だと思った」
―味方打線が8回に4点を奪う大逆転
「ホント、感謝の気持ちしかないです、助けてもらったので(以降もベンチで)必死に声を出しました」
―9回を迎えた時は?
「早く終わんないかなって(笑い)。田島さんの姿をしっかり目に焼きつけようと思っていました。田島さんにオリックス戦(6月7日、京セラD。小笠原が5回2失点で勝利投手の権利を得て降板したが、9回に田島が1失点して初勝利がフイになった試合)で『俺がつぶした。申し訳ない』と言われたんですが、きょうは抑えて『遅くなってゴメンな』って言われました」
(続けて)
「僕は田島さんが打たれたからって責めることはなかった。田島さんが思いすぎていて(心に)負担をかけたのかなと。『そんなことないですよ。ナイスピッチングでした。ありがとうございました』と答えました」
―デビューから5連敗した。
「周りから見ると(初勝利まで)長く感じたと思いますが、僕の中では(自分自身が)毎試合成長しているので、短く感じました」
―巨人・阿部に向けられた“シンノスケ・コール”を自分への声援に感じたか。
「そんなことはないです(苦笑い)」
―村田を3回2死一塁、内角低めのクロスファイアーで見逃し三振
「ちょっとボールくさかった。際どい球でしたけど(主審に手を)挙げていただいた(笑い)」
―神奈川出身のベイスターズファン。かつての横浜の主砲との対戦にテンションは上がったか?
「いや、投げることで必死でした(笑い)」
―今季の高卒新人でプロ初勝利一番乗り
「ずっと意識していました。どっかで抜かされるだろうな、(ロッテの)成田とかが出てきそうだなと思ってました。ホッとはしてないです。やっとスタートラインに立てたんで。きょう勝ったことは忘れて、2勝目を目指す。徐々に(勝ち星を)増やしていきたいですね」