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ファーム視察も…由伸巨人の若手伸び悩み浮き彫り

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巨人・高橋由伸監督(41)が1日、北陸遠征から帰京後、ジャイアンツ球場で行われた二軍対三軍の練習試合をサプライズ視察した。まさかの登場となった指揮官は亀井義行外野手(34)の一軍昇格を決断。その一方で、ヤングGの伸び悩みが浮き彫りとなった。

 二軍対三軍にネット裏から目を光らせていた由伸監督は、ポストシーズンを見据えた戦力確認も行ったようで「目に付いた選手は何人かいた。見たい選手もいたし、全体も見たかったし」と話し、球場を後にした。

「見たい選手」とは下半身のコンディション不良で6月中旬に抹消された亀井のことだ。この日は「1番・中堅」で先発出場し、2打数1安打で復調をアピール。試合後、3日からの二軍遠征に帯同しないことが決まり、斎藤二軍監督は「(亀井を)登録するかは分からないが、動きも80%以上戻っている。監督もそれを見に来たんじゃないか」と語った。

 シーズン終盤でプロ12年目の亀井に白羽の矢を立てた格好だが、チャンスをうかがう若手たちは低空飛行が続く。岡本はこの日、タイミング悪く体調不良で欠場。7月27日の二軍戦で右ふくらはぎに死球を受けた影響も残り、打順は4番から6、7番に降格している。斎藤二軍監督は「4番に戻すのは岡本しかいないと思っているが、調子が戻らないことには」と一軍復帰へ厳しい見通しを示した。

 さらに先月25日の東大との練習試合で6回7失点と大炎上した桜井も調子が上向かない。この日は三軍の4番手で登板。2回を5安打3失点とアピールに失敗した。一軍の尾花投手コーチも視察したが「うーん、あんなもんかなあと思うけど」と琴線に触れなかった。

 亀井が中堅の守備に入ったのも、由伸監督の信頼が橋本到、ルーキー重信を上回っていることの証し。起爆剤となるフレッシュな戦力が“壊滅状態”では、指揮官も頭が痛いに違いない。

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