◆広島５―２ヤクルト（２日・神宮）
広島が逆転勝ちで４連勝。巨人が敗れたため、優勝へのマジックは２つ減って７となった。
またまた試合をひっくり返した。０―２の５回２死から菊池、丸が連打で一、三塁の好機を作ると、４番の新井が左中間スタンドへ逆転の１７号３ラン。鈴木も３試合連続となる２４号ソロで続き、この回４点をあげて逆転に成功した。
先発の野村が６回２失点ときっちり試合を作り、自己最多、ハーラートップタイの１３勝目。緒方監督は「新井は本当に神宮が好きなんだろうね」と、２０００安打、３００本塁打を達成した球場での一打をたたえた。「（カードの）初戦を取ったことは大きい。本当に選手が頼もしい。いい仕事をしてくれている。また明日です」とナインをたたえつつ、手綱を締め直した。
リーグトップの打点を９４とし、打点王へ前進した新井は「意識はしてないですが、みなさんが喜んでくれるならそれ（打点王）を目指してやりたい」と力強く誓った。