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【巨人】泥沼5連敗…DeNAに4.5差

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↑8回1死,二、三塁、クルーズの野選と悪送球で勝ち越され、マウンドのマシソンに集まった後、悔しがるクルーズ(中)

 ◆DeNA6―5巨人(28日・横浜)

 巨人がDeNAに敗れ5連敗を喫した。同点の8回、二ゴロに失策が絡んで2点を勝ち越され、桑原の適時二塁打などで突き放された。2回途中に1時間15分中断する悪条件の中、来日2年目で初の中4日となったマイコラスは6回2失点と粘ったが、外国人新記録となる15連勝は次回へ持ち越しとなった。3位DeNAとは4・5ゲーム差。慌てる数字ではないが、最近の戦いぶりでは2位を死守できるかが、心配になってくる。

 1点をせめぎ合い、コンマ数秒を争う中、名手の手元に狂いが生じた。同点で迎えた8回1死二、三塁のピンチ。二ゴロを本塁へ送球しようとしたクルーズが、ボールを握り損ねた。慌ててホームへ送ったが、捕手の右側へ大きくそれ、一気に2者が生還した(記録は野選と失策)。75分の中断もあった雨中の競り合いを落とし、今季3度目の5連敗。由伸監督は「結果、ミスした方が負けるという形になった」と受け止めた。

 雨風と戦い、最後は悪条件に屈した。“魔の8回”の始まりもミスからだった。先頭・宮崎の一、二塁間へのゴロが阿部のミットをすり抜けた。無死一塁からはマシソンがストレートの四球を与えた。クルーズの悪送球が絡んで勝ち越されると、2死後には3連打でこの回計4失点。8回に限って失策、四球と“タブー”が続いた。

 3位のDeNAに今季初の3タテを食らい、ゲーム差は4・5。阿部は「あれが全て。申し訳ない」と責任を負い、クルーズは「慌てず(ジャッグルした瞬間)一塁で1つアウトを取れば良かった」と悔やんだ。首位の広島に大差をつけられた巨人と球団初のCS進出を狙うDeNAの勢いの差が出た。昨季から14連勝中のマイコラスを中4日で先発させ、2番には6月3日以来、重信を入れた。目の前の1勝に最善を尽くす戦い方は不変だが、要所のミスが敗北を招いた。

 「負けていい試合はない」という姿勢を貫く由伸監督は、8、9月の戦いを控えた頃、こう言った。

 「1年間ずっと同じ気持ちで戦うのは難しいこと。ただ、より100%に近い気持ちでやることが必要。暑くなったり、疲労もたまったりと、いろいろ出てくる。でも(相手も)同じ条件。その中で、よりきっちり戦えるかどうかが大切になる」

 4点リードされた9回には堂上の3ランで追いすがった。序盤には長野の巧みな守備位置による好捕や坂本の美守など、巨人本来の緻密な守りがあった。それだけに、8回のミスの連鎖が悔やまれる。広島に突き放された今こそ、目の前の一戦、一球一球への集中の徹底が求められる。

 村田ヘッドコーチは「普通の守る、走るということが今日はウチができなかった。あさってから、おのおのがやるべきことをやらないと」と語気を強めた。残り25試合。今一度、地に足をつけて戦う。

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