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抗議が殺到…中日・落合GMのクビは平田&大島の去就次第

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「次期監督の問題もあるけど、あの2人は中日に残るのかね?」

 ある中日OBがこう言う。「2人」とは、今季国内FA権を取得した平田良介(28)と大島洋平(30)のことだ。

 主将を務める平田は、打率.258、13本塁打、68打点と、前年より成績を落としているものの、中軸としてチームを牽引。大島は低迷する打線の中で唯一、打率3割をマークしている。若手が伸び悩むチームのなかで、2人の存在は必要不可欠といえる。

 2人はこれまでの契約更改で何度か揉めている。一昨年は調停の一歩手前までいったし、昨年も大島は一発サインしたものの、平田は一度、保留している。前出OBが言う。

「中日は一度出た金額は何度交渉しても変わらないし、落合GMは昨オフ、交渉の席に出てこなかった。上げてくれといっても意味がないから、折れざるを得なかったというのが本音だろう。大事なのは今年だ。中日は全力で引き留める方針だが、2人については複数球団が獲得に関心を持っているからね。金銭面でしかるべき条件を提示しないと、2人とも出ていってしまう可能性はある」

■来季のシーズンシートの売り上げにも影響か

 とはいえ、条件面でいえば、4年連続Bクラスが濃厚で97年以来となる最下位も見えてきた。総じて年俸は上がらないだろうし、なおかつ収入源となる観客動員は1試合平均で2万8586人と対前年比で横ばい。8月の平日の試合は夏休みにもかかわらず、3万人に遠く及ばない。成績不振も重なり、今後は観客動員も苦戦を強いられるだろう。

 加えて、谷繁監督が電撃休養となった球団のドタバタも選手やファンの印象を悪くしている。

 谷繁監督は責任を取って休養に追い込まれたが、球団には編成責任者である落合GMに対するファンからの抗議電話が殺到しているという。ただでさえ低迷しているのに、生え抜きの看板選手である平田、大島がもし流出することになれば落合GMに対する風当たりはますます強くなる。

 戦力ダウンはもちろんのこと、ファン離れにつながり、来季のシーズンシートの売り上げにも影響しかねない。谷繁監督の休養は成績不振に加えて、観客動員の減少が引き金となった。“前例”がある以上、落合GMの責任問題は避けて通れないはずだ。

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