↑7回2死、今成の打球を体に受けるも投ゴロにした高木は、直後に苦もんの表情を見せる(左は坂本)
◆巨人1―4阪神=延長10回=(21日・東京ドーム)
序盤からエンジン全開だった。45日ぶりに先発した高木は、気迫を前面に出した。初回2死、高山を内角145キロ直球で見逃し三振に打ち取り絶叫。7回まで三塁を踏ませず、8回1失点と好投した。「1イニングずつ、と思って投げた。結果は良かったですが、詰めの甘さで本塁打になってしまった」。8回2死から上本に同点ソロを浴び、あと一歩で白星を逃した。
2年目の今季は先発の中心として期待されたが、黒星が先行。7月7日の阪神戦(東京D)で3回4失点して2軍に降格した。7月31日に中継ぎとして再昇格。公式戦プロ初のリリーフとなった8月12日のヤクルト戦(神宮)で西浦に決勝ソロを浴び8敗目(4勝)を喫した。「結果が出ないと何を言っても意味がない。結果が出ないということは…。分からないです」と自信を失いかけていた。
挽回のチャンスはすぐに訪れた。2日後の14日の同カード。7点リードの9回を3人で抑えた。ロッカーに戻る途中、背後から「高木!」と大声で呼ばれた。尾花投手コーチだ。「今日みたいにビシッとした投球せい!」。点差があったとはいえ、直球主体の大胆な攻めを褒められた。それまでは結果を求めすぎて腕が振れず、持ち味の攻撃的な投球を忘れかけていた。大切なものを思い出した。
ブルペン待機は貴重な時間だった。「(中継ぎが)どういうふうに動くのか。すごく勉強になった」。何度も肩を作る大変さを実感。だから、長い回を投げようと必死に腕を振り、攻め続けた。来週も先発で起用される見込み。巻き返しに燃える高木が、輝きを取り戻した。
◆巨人1―4阪神=延長10回=(21日・東京ドーム)
序盤からエンジン全開だった。45日ぶりに先発した高木は、気迫を前面に出した。初回2死、高山を内角145キロ直球で見逃し三振に打ち取り絶叫。7回まで三塁を踏ませず、8回1失点と好投した。「1イニングずつ、と思って投げた。結果は良かったですが、詰めの甘さで本塁打になってしまった」。8回2死から上本に同点ソロを浴び、あと一歩で白星を逃した。
2年目の今季は先発の中心として期待されたが、黒星が先行。7月7日の阪神戦(東京D)で3回4失点して2軍に降格した。7月31日に中継ぎとして再昇格。公式戦プロ初のリリーフとなった8月12日のヤクルト戦(神宮)で西浦に決勝ソロを浴び8敗目(4勝)を喫した。「結果が出ないと何を言っても意味がない。結果が出ないということは…。分からないです」と自信を失いかけていた。
挽回のチャンスはすぐに訪れた。2日後の14日の同カード。7点リードの9回を3人で抑えた。ロッカーに戻る途中、背後から「高木!」と大声で呼ばれた。尾花投手コーチだ。「今日みたいにビシッとした投球せい!」。点差があったとはいえ、直球主体の大胆な攻めを褒められた。それまでは結果を求めすぎて腕が振れず、持ち味の攻撃的な投球を忘れかけていた。大切なものを思い出した。
ブルペン待機は貴重な時間だった。「(中継ぎが)どういうふうに動くのか。すごく勉強になった」。何度も肩を作る大変さを実感。だから、長い回を投げようと必死に腕を振り、攻め続けた。来週も先発で起用される見込み。巻き返しに燃える高木が、輝きを取り戻した。