↑4回1死一塁、左越え12号2ランを放つ村田
◆DeNA1―9巨人(24日・横浜)
ヘアスタイルは一変したが、勝利への執念は20年前と同じだった。同点の4回1死一塁。村田が今永の初球、難しい低めのスライダーにうまくバットを合わせると打球は左翼席に飛び込んだ。「うまく拾えました。ああやってバーッと打線がつながると勢いが出てくると思う」。5月24日の広島戦(マツダ)以来の5番に座り、7連打の3番手として12号2ラン。昨季に並ぶ一発が決勝弾となった。
巨人のメークドラマに日本中が熱狂した1996年。村田は東福岡高(福岡)1年の控え投手だった。「1年生で『ヒーコラ』と言っていた。五厘刈りでした」。坊主頭で白球を追う毎日でプロ野球など見る余裕もなかった。どこにでもいた高校球児がいま、ジャイアンツのユニホームを着て、再び奇跡を起こそうとしている。
8回先頭でも投手内野安打を放ち、2安打2打点をマークした。試合前にスタメン表を見ると、これまでの6番ではなく5番に抜てき。「並びが一緒なので最初は5番と気が付かなかった」。今季5番は7試合目だが、これが初めての本塁打。中軸として機能した。全国制覇を目指していた高校時代のように、百戦錬磨の35歳の目には頂点しか見えない。
◆DeNA1―9巨人(24日・横浜)
ヘアスタイルは一変したが、勝利への執念は20年前と同じだった。同点の4回1死一塁。村田が今永の初球、難しい低めのスライダーにうまくバットを合わせると打球は左翼席に飛び込んだ。「うまく拾えました。ああやってバーッと打線がつながると勢いが出てくると思う」。5月24日の広島戦(マツダ)以来の5番に座り、7連打の3番手として12号2ラン。昨季に並ぶ一発が決勝弾となった。
巨人のメークドラマに日本中が熱狂した1996年。村田は東福岡高(福岡)1年の控え投手だった。「1年生で『ヒーコラ』と言っていた。五厘刈りでした」。坊主頭で白球を追う毎日でプロ野球など見る余裕もなかった。どこにでもいた高校球児がいま、ジャイアンツのユニホームを着て、再び奇跡を起こそうとしている。
8回先頭でも投手内野安打を放ち、2安打2打点をマークした。試合前にスタメン表を見ると、これまでの6番ではなく5番に抜てき。「並びが一緒なので最初は5番と気が付かなかった」。今季5番は7試合目だが、これが初めての本塁打。中軸として機能した。全国制覇を目指していた高校時代のように、百戦錬磨の35歳の目には頂点しか見えない。